アブラハムはウルの町に住んでいました。ウルの町の悪い祭司たちは,アブラハムをいけにえとしてぐうぞうにささげようとしました。そこでアブラハムがいのると,主がすくってくださいました。
アブラハム1:1-20
その後,主はアブラハムとつまのサラに,ウルをはなれて遠い地へと旅するよう命じられました。主は,旅の間かれらを祝福すると約束してくださいました。
創世12:1-3;アブラハム2:2-4
アブラハムとサラは主を信頼してウルをはなれました。しかし,二人は子供にめぐまれなかったため悲しく思っていました。主は二人をなぐさめ,やがてかれらに子供がさずけられると約束されました。
創世11:30-31;15:1-6;17:2-16;アブラハム2:6-9
アブラハムは,主についてもっと知るために主にいのりました。主はアブラハムをおとずれられ,御自身をエホバとよばれました。エホバはアブラハムと聖約を交わされ,アブラハムに神権をさずけると約束されました。主はまた,アブラハムの子孫を通して,地上のすべての家族が祝福されるとも約束されました。
アブラハム2:6-11
アブラハムとサラは旅をする間,食物を見つける必要がありました。二人はカナンとよばれる地に住もうとしましたが,そこには食物がなかったため,エジプトに行かなければなりませんでした。しかし,エジプトでくらすことは二人にとってきけんなことでした。
創世12:10-20;アブラハム2:21-25
アブラハムとサラはエジプトをはなれ,カナンにもどって来てそこでくらしました。二人はエジプトから食物と動物をたずさえて来ました。カナンは,主が二人に約束された地の一部でした。
創世13:1-4, 12; アブラハム2:19
主はまた,アブラハムは神権を受けるだろうという御自分の約束も守られました。ある日,アブラハムとサラは,メルキゼデクという名のぎにかなった王と出会いました。アブラハムはメルキゼデクに什分の一をおさめました。
創世14:18-24;アルマ13:15
アブラハムはメルキゼデクから神権を受けました。それは,よげんしゃであるアダムとノアが受けたのと同じ神権でした。
ジョセフ・スミスやく,創世14:36-40;アブラハム1:2-4;教義と聖約84:14
アブラハムとサラはカナンで幸せにくらしていましたが,子供がいなかったため,そのことがずっと気がかりでした。二人は,いつの日か自分たちの子孫がふえて世界に祝福をもたらすという主の約束を信頼しなければなりませんでした。
創世13:12;15:3-6