イサクとリベカにはふたごのむすこ,ヤコブとエサウがいました。エサウはうでのいいかりうどでした。ヤコブはつつましい生活を送り,しゅにしたがいました。
そうせい25:20-28
最初に生まれたのはエサウでした。長子はふつう,父親から長子のとっけんの祝福を受けることになっていました。長子のとっけんをもつ人は家族をみちびく者となるので,家族の世話がよくできるように,より多くの土地と動物をあずかります。しかし,エサウは家族のことよりも自分のことをかんがえ,両親としゅにしたがいませんでした。
そうせい25:25,32;26:34-35
ある日,エサウはかりからもどってきました。エサウはとてもおなかがすいていたので,ヤコブに食べ物を分けてくれるようたのみました。しゅは,ヤコブが長子のとっけんをえるようのぞんでおられました。エサウが長子のとっけんにふさわしくなかったからです。ヤコブはエサウに,食べ物と引きかえに長子のとっけんをゆずってほしいと言いました。エサウは同意し,長子のとっけんをヤコブにゆずりわたしました。
そうせい25:23,29-34;ヘブル11:20
リベカとイサクは,こどもたちにとって最も良いものをのぞんでいました。ふたりは,エサウがしゅののぞまれることではなく,いつも自分のやりたいことをしているのを悲しくおもいました。
そうせい26:34-35
イサクはとしおいて目が見えなくなってきました。イサクはなくなる前にエサウに,動物をかり,その動物を料理して食べさせ,自分を喜ばせてほしいとたのみました。
そうせい27:1-4
リベカは,イサクが長子のとっけんの祝福をあたえるときが来たと分かりました。
そうせい27:5
リベカはヤコブに,エサウがもどってくる前に自分が食事を作れるように,2頭の動物を手に入れるようたのみました。そうして,ヤコブがその祝福を受けられるようにするためです。
そうせい27:6-17
ヤコブはエサウのような衣服を身につけ,父親のもとに食事を持っていきました。イサクはヤコブに長子のとっけんをさずけました。エサウはもどってくると,ヤコブにひどくはらを立てました。しかし,長子のとっけんがヤコブにあたえられたのは,ヤコブがしゅのいましめをまもっており,エサウはまもっていなかったからでした。
そうせい27:18-29