モーセとイスラエルの民は荒れ野を旅し,シナイ山という山にたどり着きました。
出エジプト19:1
モーセは,シナイ山に登って主と話をしました。主はモーセに,イスラエルの民と顔と顔を合わせて話をしたいとおっしゃいました。
出エジプト19:3,9-11
イスラエルの民がシナイ山のふもとにやって来ると,主はけむりの雲を起こして山を取りかこまれました。主は雲の中におられました。主はイスラエルの民に語りかけて,いましめをさずけられました。主が語られると,山がふるえました。
出エジプト19:16-19;20:1-17;申命4:12-13,33;5:4-5
イスラエルの民はおそれ,モーセに,主が望まれることを自分たちに告げられるように,主と話をしてほしいとたのみました。
出エジプト20:18—19
モーセはさらに主の教えを受けるために,アロンと70人のイスラエルの長老たちを山へ連れて行きました。すると,主がみすがたをあらわされました。
出エジプト24:1,9-11
そして,主はモーセに,長老たちを残してさらに山の上へ行くようにと言われました。モーセはしたがいました。主は御自分の指を使って,主の律法といましめを石の板に書かれました。40日の間,主はモーセに多くのことをお教えになりました。
出エジプト24:12-18;31:18
モーセがシナイ山にいる間に,イスラエルの民は待ちくたびれてしまいました。民はアロンに,エジプトにあったような礼拝できるぞうを作ってほしいと言いました。アロンは自分たちの持っている金をすべて集めて,子牛のぞうを作りました。
出エジプト32:1—4
イスラエルの民は金の子牛をおがみ,ぎせいをささげました。民は,かれらをエジプトから解放したのは,主ではなく金の子牛だと言いました。
出エジプト32:4—6,21-24
主は,イスラエルの民がぐうぞうをおがみ,主をわすれつつあることをごぞんじでした。主はモーセに,もどって民にくい改めを告げるよう命じられました。
出エジプト32:7—10
モーセはシナイ山から下りて,イスラエルの民が金の子牛を礼拝しているのを見ると,とてもうろたえました。民には,主が書かれた律法といましめにしたがう用意ができていなかったのです。モーセは石の板を打ちくだき,金の子牛をこわしました。また,イスラエルの民がくい改めてほんとうの神を思い起こせるように助けました。
出エジプト32:15—20,25-29
モーセは主に,イスラエルの民をゆるし,ふたたび約束を交わしてくださるようたのみました。モーセは,民をみちびき,教えると約束しました。
出エジプト32:30—34
主はモーセに,新しく石の板を作り,シナイ山にもどるよう命じられました。主はイスラエルの民と新たな約束を交わし,十戒をさずけられました。
出エジプト20:2-17;34:1-17,28;申命6:24—25;7:12-13