ヤコブの家族はエジプトでいだいなたみとなり,イスラエルのたみとよばれていました。エジプトの王パロは,いつかイスラエルのたみがあまりにもふえてエジプトをせんりょうするのではないかとおそれ,イスラエルのたみを自分のどれいにしました。
出エジプト1:7-14
その後パロは,新しく生まれたイスラエル人の男の赤んぼうをすべてころすよう命じました。イスラエル人の家族はとてもおそれました。
出エジプト1:15-22
ヨケベデという名のあるイスラエル人の母親は,生まれたばかりのむすこをすくう方法をおもいいつきました。赤んぼうをかごの中に入れて,そのかごをナイル川のそばに高くのびている草むらにかくしたのです。赤んぼうの姉のミリアムは,赤んぼうが安全かどうかずっと見守っていました。
出エジプト2:1-4
パロのむすめは川で水浴びをしていたときに,そのかごを見つけました。無力な赤んぼうがないているのを目にして,パロのむすめは自分のこどもとしてそだてたいとおもいました。ミリアムはパロのむすめのもとへ行き,赤んぼうの世話をするためにイスラエル人のじょせいを連れて来てもよいかとたずねました。
出エジプト2:5-6
ミリアムが母親のヨケベデをパロのむすめのもとへつれて来ると,パロのむすめは,赤んぼうの世話のほうしゅうをヨケベデにしはらうことに同意しました。
出エジプト2:8-9
このイスラエル人の赤んぼうは成長しました。パロのむすめはその子を自分のむすことしてそだて,モーセと名づけました。
出エジプト2:10