聖文の物語
ギデオンの軍


「ギデオンのぐん」『旧約聖書物語きゅうやくせいしょものがたり

「ギデオンのぐん」『旧約聖書物語きゅうやくせいしょものがたり

士師しし6—7しょう

2:37

ギデオンのぐん

たたかいでしゅ信頼しんらいする

<ruby>食<rt>た</rt></ruby>べ<ruby>物<rt>もの</rt></ruby>をぬすむミデアン<ruby>人<rt>びと</rt></ruby>

イスラエルのたみ何年なんねんものあいだ祝福しゅくふくけていましたが,そののちしゅにしたがわないことをえらびました。イスラエルのたみしゅおもこせるように,しゅはてきのミデアンびとたみもの動物どうぶつをぬすむままにされました。イスラエルのたみはうえていたため,しゅおもこし,しゅたすけをいのりもとめました。

士師しし6:1—7

ギデオンに<ruby>語<rt>かた</rt></ruby>りかける<ruby>天使<rt>てんし</rt></ruby>

ギデオンはまずしい家族かぞくまれでした。しゅ天使てんしをつかわし,イスラエルを解放かいほうするためにギデオンをめされました。ギデオンは,なぜしゅ自分じぶんえらばれたのか不思議ふしぎおもいました。

士師しし6:11—15

はかいされたぐうぞうの<ruby>横<rt>よこ</rt></ruby>でギデオンにいかる<ruby>民<rt>たみ</rt></ruby>

しゅはギデオンに,イスラエルのたみがいつわりのかみ礼拝れいはいした場所ばしょをはかいするようわれました。ギデオンがしたがうと,たみはいかりました。

士師しし6:25—27

いかる<ruby>人々<rt>ひとびと</rt></ruby>からギデオンを<ruby>守<rt>まも</rt></ruby>るギデオンの<ruby>父<rt>ちち</rt></ruby>

イスラエルのたみはギデオンをころしたいとおもいました。しかし,ギデオンのちちが,ギデオンをきずつけないようたみ説得せっとくしたので,ギデオンはまもられました。

士師しし6:28—32

いのるギデオン

ギデオンは,イスラエルを解放かいほうできるとはおもっていませんでした。ミデアンびとぐんには13まん5,000人以上にんいじょう兵士へいしがいたのです。しかし,しゅはギデオンに知恵ちえつよさをおさずけになりました。

士師しし6:13-168:10

<ruby>軍<rt>ぐん</rt></ruby>をはなれる<ruby>兵士<rt>へいし</rt></ruby>たち

しゅはイスラエルのたみに,自分自身じぶんじしんちからではなくしゅちからによって勝利しょうりできることをってほしいとおもっておられました。イスラエルには3まん2,000にん兵士へいししかいませんでしたが,しゅはギデオンに,おそれている兵士へいしはみないえかえすようにとわれました。2まん2,000にんいえかえったあと,イスラエルにのこった兵士へいしは1万人まんにんでした。

士師しし7:2—3

<ruby>水<rt>みず</rt></ruby>を<ruby>飲<rt>の</rt></ruby>む<ruby>兵士<rt>へいし</rt></ruby>

しゅは,1万人まんにん兵士へいしではまだおおすぎるとわれました。そしてギデオンに,ぐんみずぎわにれてくようにとわれました。くちをよせて直接水ちょくせつみずんだものいえかえされ,使つかってみずんだものだけがとどまることができました。いまではのこされたのはたったの300にんになりました。

士師しし7:4—7

らっぱとたいまつを<ruby>持<rt>も</rt></ruby>ってミデアンのじんえいを<ruby>取<rt>と</rt></ruby>りかこむイスラエルの<ruby>兵士<rt>へいし</rt></ruby>たち

ついに,イスラエルのたみたたかうじゅんびがととのいました。しゅはギデオンに,ミデアンびとかす方法ほうほうをしめされました。ギデオンは自分じぶん軍隊ぐんたいに,らっぱとたいまつを使つかってミデアンびとをこわがらせるようにいました。さわがしいおとかりによってこんらんしたミデアンびとは,たがいにあらそはじめ,やがて,さけびながらにげてきました。

士師しし7:16-22

<ruby>兵士<rt>へいし</rt></ruby>をひきいるギデオン

ギデオンはしゅ信頼しんらいしていたので,イスラエルのたみはわずか300にん大勢おおぜいのミデアンびとぐんちたおしました。しゅがイスラエルのたみ解放かいほうしてくださったのです。

士師しし7:23-25