長い間,イスラエルのたみには自分たちをみちびいてくれるしゅのよげんしゃがいませんでした。何年もの間,よげんしゃの代わりにさばきつかさがイスラエルを治めていたのです。その間,ハンナはおさないむすこのサムエルを,イスラエルの祭司でありさばきつかさであるエリのもとに連れて行き,そこでくらさせました。サムエルはしんでんでエリをたすけました。
サムエル上2:11,18,26; 3:1
エリのふたりのむすこたちもまたしんでんで仕えていましたが,かれらはしゅへのささげものをぬすみました。何人かの人がエリにもんくを言いましたが,エリはむすこたちをばっしませんでした。
サムエル上2:12-17,22-23
あるばん,サムエルは自分をよぶ声をききました。エリの声だとおもいったサムエルは,エリのところに行きました。しかし,よんだのはエリではありませんでした。エリはサムエルに,ベッドにもどるよう言いました。
サムエル上3:3-5
サムエルは,また自分に語りかける声をききました。ふたたびエリのもとへ行き,何か用があるかとききました。しかし,よんだのはエリではありませんでした。エリはサムエルに,ベッドにもどるよう言いました。
サムエル上3:6
サムエルは自分をよぶ三度目の声をききました。サムエルはまたエリのもとへ行き,何か用があるかとたずねました。このたびは,サムエルに語りかけたのはしゅであられることがエリには分かりました。エリはサムエルに,ベッドにもどるよう言いました。そして,もう一度しゅによばれたら,耳をかたむけるようサムエルに言いました。
サムエル上3:8-9
サムエルはまたも自分をよぶ声をききました。このたびは,サムエルはしゅに,その声に耳をかたむけるので話してください,と言いました。しゅはサムエルに,エリが悪いむすこたちをしんでんで仕えさせるのはまちがっているとつげられました。エリの家族はもはやしんでんで仕えることをゆるされないでしょう。
サムエル上3:10-14
よくじつ,エリはサムエルに,しゅが何とおっしゃったかとたずねました。サムエルはつげられたことをエリに伝えました。エリには,しゅがサムエルを通じて語られたことが分かりました。
サムエル上3:15-18
この知らせはイスラエルの国中に広まりました。人びとは,しゅがサムエルをごじぶんのよげんしゃとして選ばれたことを知りました。
サムエル上3:19-20