聖文の物語
エジプトのヨセフ


「エジプトのヨセフ」旧約聖書物語きゅうやくせいしょものがたり

「エジプトのヨセフ」旧約聖書物語きゅうやくせいしょものがたり

創世そうせい39-41しょう

2:50

エジプトのヨセフ

どれいが指導者しどうしゃになる

ポテパルに<ruby>売<rt>う</rt></ruby>られたヨセフ

ヨセフは,ポテパルというおとこにどれいとしてられました。ポテパルは,エジプトをおさめるパロのためにはたらいていました。ポテパルには,しゅがヨセフをたすけられたことがかっていました。ポテパルはヨセフを信頼しんらいし,かれに自分じぶんいえものすべての管理かんりをまかせました。

創世そうせい39:1—6

ポテパルのつまをこばむヨセフ

ポテパルのつまはヨセフがきだったので,自分じぶんとともにしゅのいましめをやぶるようヨセフにもとめました。ヨセフはポテパルのつまをこばみました。

創世そうせい39:7—10

ポテパルのつまからにげるヨセフ

ポテパルのつまはれようとしなかったので,ヨセフははしってにげました。ポテパルのつまはヨセフにはらをてました。

創世そうせい39:11—12

ポテパルに<ruby>話<rt>はなし</rt></ruby>をするポテパルのつま

ポテパルのつまはポテパルに,ヨセフの衣服いふくれはしをせて,ヨセフについてポテパルにうそをいました。ポテパルはヨセフを牢屋ろうやれました。

創世そうせい39:13—20

<ruby>獄中<rt>ごくちゅう</rt></ruby>のヨセフ

ヨセフは家族かぞくとはなればなれになっていました。ヨセフはどれいとなり,今度こんど囚人しゅうじんになったのです。しかし,しゅ今度こんどもヨセフをたすけてくださいました。ヨセフはあきらめませんでした。しゅ牢屋ろうや番人ばんにん祝福しゅくふくしてヨセフのいところをせてくださったので,番人ばんにんはヨセフを信頼しんらいするようになり,ヨセフをほかの囚人しゅうじんたちの責任者せきにんしゃにしました。

創世そうせい39:21

<ruby>囚人<rt>しゅうじん</rt></ruby>のゆめをとき<ruby>明<rt>あ</rt></ruby>かすヨセフ

ヨセフは二人ふたり囚人しゅうじん出会であいました。パロのためにはたらいていた料理役りょうりやく給仕役きゅうじやくです。あるとき,二人ふたりともおかしなゆめをました。しゅちからとおして,ヨセフは二人ふたりのゆめの意味いみ説明せつめいしました。給仕役きゅうじやくのゆめは,かれが解放かいほうされることをあらわしていました。3日後みっかご給仕役きゅうじやく解放かいほうされて,またパロのためにはたらくことができるようになりました。

創世そうせい39:22—2340:1—21

<ruby>心<rt>こころ</rt></ruby>をさわがせるパロ

ある,パロは自分じぶんたゆめのためにこころをさわがせました。だれもパロのゆめの意味いみをパロにげることができなかったからです。

創世そうせい41:1—8

パロに<ruby>語<rt>かた</rt></ruby>りかける<ruby>給仕役<rt>きゅうじやく</rt></ruby>

そのとき,給仕役きゅうじやくは,ヨセフがゆめのときかしができることをおもしました。

創世そうせい41:9—13

パロのゆめをとき<ruby>明<rt>あ</rt></ruby>かすヨセフ

ヨセフは牢屋ろうやからされ,パロのゆめについて説明せつめいしました。ヨセフがうには,そのゆめの意味いみは,エジプトが7年間ねんかんゆたかな食物しょくもつにめぐまれたあと,7年間ねんかんのききんのために食物しょくもつがほとんどなくなるというものでした。ヨセフはパロに,エジプトはめぐまれたとしあいだ余分よぶん食物しょくもつをたくわえておくべきだとげました。

創世そうせい41:14—36

<ruby>食糧<rt>しょくりょう</rt></ruby>のたくわえをパロに<ruby>見<rt>み</rt></ruby>せるヨセフ

パロには,ヨセフが自分じぶんのゆめについてったことがほんとうのことだとかりました。パロはヨセフを牢屋ろうやからして,かれをエジプトでちから指導者しどうしゃとしました。7年間ねんかん,ヨセフはエジプトが余分よぶん食物しょくもつをたくわえるのをたすけました。

創世そうせい41:37—53

エジプトを<ruby>旅<rt>たび</rt></ruby>する<ruby>人々<rt>ひとびと</rt></ruby>

そのあと,ききんがおこりました。この期間きかん食物しょくもつはまったくそだちませんでした。人々ひとびとはエジプトにって,ヨセフがたくわえていた食物しょくもついました。ヨセフのおかげで,エジプトびとは十分じゅうぶん食物しょくもつをたくわえていたので,自分じぶんたちやほかのひとたちがききんをきのびるのをたすけることができたのです。

創世そうせい41:54—57