聖文の物語
よげんしゃヨナ


「よげんしゃヨナ」旧約聖書物語きゅうやくせいしょものがたり

「よげんしゃヨナ」旧約聖書物語きゅうやくせいしょものがたり

ヨナ1-4しょう

2:30

よげんしゃヨナ

しゅのあわれみを信頼しんらいするようになる

悲かなしそうな顔かおのヨナ

ヨナはよげんしゃでした。しゅはヨナに,ニネベの人々ひとびと警告けいこくするようめいじられました。くいあらためなければ,かれらのまちがほろぼされるとわれたのです。

ヨナ1:1-2

船ふねに乗のるヨナ

しかし,ニネベの人々ひとびとは,イスラエルのたみのてきでした。ヨナはニネベの人々ひとびとおしえをのべつたえたくありませんでした。そこで,ふねって,ニネベからとおくはなれたところにきました。

ヨナ1:3

あらしの海うみにただよう船ふね

ヨナがふねっているとき,おおきなあらしがやってました。ふねっていた人々ひとびとぬのではないかとおそれ,自分じぶんたちをすくってくださるようしゅにいのってほしい,とヨナにたのみました。

ヨナ1:4-6

船乗ふなのりたちに話はなすヨナ

ヨナには,自分じぶんしゅからもとめられたことをしないでにげたために,しゅがあらしをおくられたことがかっていました。ふねっている人々ひとびとをすくいたいとおもったヨナは,自分じぶんうみげこめば,あらしはやむだろうといました。

ヨナ1:12

ヨナを船ふねの外そとに投なげ落おとす船乗ふなのりたち

おとこたちは,ヨナをふねそととしたくはありませんでした。そこで,陸地りくちまでふねをこごうとしましたが,あらしがあまりにもはげしかったので,とうとう,かれらはヨナをうみれました。

ヨナ1:13-15

ヨナをのみこむ大おおきな魚さかな

すると,あらしはおさまりました。ところがそのとき,ヨナはおおきなさかなみこまれてしまいました。

ヨナ1:15,17

海辺うみべのヨナ

ヨナは三日三晩みっかみばん,そのさかなのはらのなかにいました。そのあいだ,ヨナはずっといのり,くいあらためていました。ただしいことをおこない,しゅ言葉ことばみみをかたむけたいとおもったのです。しゅはヨナのいのりをき,さかなめいじてヨナをかわいた陸地りくちにはきさせられました。

ヨナ1:172:1-10

人々ひとびとに教おしえを説とくヨナ

しゅは,ニネベの人々ひとびとおしえをくよう,ふたたびヨナにめいじられました。このたびは,ヨナはしたがいました。ヨナはニネベにって,そのまち人々ひとびとにくいあらためるように,そうしなければしゅまちをほろぼされるとげました。ニネベのおうとそのたみはくいあらためました。しゅはかれらをゆるし,ニネベのまちをほろぼされませんでした。

ヨナ3しょう

いかりを表あらわすヨナ

しかし,ヨナは人々ひとびとがほろぼされなかったことをこころよくおもいませんでした。かれらにはゆるされるしかくがないとおもっていたのです。

ヨナ4:1-2

かれた木きを見みつめるヨナ

ヨナに教訓きょうくんをあたえるために,しゅはヨナを太陽たいようからまもよけとなる一本いっぽん植物しょくぶつやされました。そのあと,その植物しょくぶつはかれてしまい,ヨナは植物しょくぶつうしなったことを残念ざんねんおもいました。

ヨナ4:5-9

民衆みんしゅうに教おしえを説とくヨナ

しゅはヨナに,御自分ごじぶん子供こどもたちについての教訓きょうくんをあたえようとされたのです。ヨナは,人々ひとびとがくいあらためないときにはかなしみ,くいあらためたときにはよろこぶべきだということをまなびました。

ヨナ4:10-11