第1課
正義を選ぶ
目的
正義を選ぶことによりイエスに従うことを理解させる。
準備
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名札を教師を含めて人数分用意する。教師の分だけ名前を書いておく。
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「正しい道選ぼう」『子供の歌集』82)を歌うか歌詞を読む準備をする。歌詞は本書の巻末にある。
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教材
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聖書
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クレヨンか鉛筆(人数分)
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粘着テープか安全ピン(人数分)
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塗り絵をするためのCTRの盾(人数分)。CTRの盾の絵は本書の巻頭にある。
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去年受け取らなかった子供のためのCTRの指輪
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絵3-1「イエスにバプテスマを施すバプテスマのヨハネ」(『福音の視覚資料セット』〔34735 300〕208)
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レッスンで用いる「楽しい活動」の準備をする。
レッスン
子供に開会の祈りをさせる。
名前を尊ぶ
注意を引くための活動
子供たちに自己紹介をする。あなたの名前を教えて,あなたの名札を見せる。
生徒に名札と鉛筆(またはクレヨン)を配り,自分の名前を書かせる。自分で書けない子供には手助けする。テープかピンで名札を生徒の胸に付ける。
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名前はなぜ大切なのでしょう。(名前はその人をほかの人に知らせるものであることを理解させる)
両親や監督,宣教師,大管長など,子供が知っていて尊敬している何人かの人々の名前を声に出して言う。名前を聞いてどんなことを考えたか,名前の人たちについて何を感じるかを答えさせる。名前はその人をほかの人と区別するものであることを理解させる。名前を聞けば,その人がどんな人でどんな行動をする人かが分かる。
生徒一人一人に自分の名前を声に出して言わせる。
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自分の名前を聞いた人にどんなことを思ってほしいですか。
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あなたの名前を聞いた人がよいことを思い浮かべるようにするにはどうしたらよいでしょうか。
生徒に名前を尊ぶ方法,または自分の名前によい気持ちを感じられるようになる方法を幾つか挙げさせる。次のような答えが出ればよい。自分の役割を果たす。人々に愛を示す。礼儀正しくする。正直になる。両親に従う。戒めを守る。法律や規則に従う。生徒に,わたしたちは正義を選ぶときに自分自身についてよい気持ちを抱き,ほかの人々もわたしたちの名前を聞くときによいことを思い浮かべるようになることを説明する。
正義を選ぶことにより自分の名前が好きになる
活動
本書の巻頭にあるCTRの盾を見せる。
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CTRとは何を表していますか。(正義を選ぶ)
正しい行いをすることにより自分の名前が好きになることを説明する。子供たちに「正義を選ぶ」という言葉を復唱させる。
物語
大切な決定をしなければならなかった一人の少年の話をする。
健治君は一也君と近所の家の庭で遊んでいました。その家族は留守でした。二人は,ブランコに乗ったり,おもちゃをいじったりして楽しく遊んでいました。二人がブランコの上で押し合っていると,ブランコは壊れて地面に落ちてしまいました。健治君と一也君は,どうしたらよいか分からなくなって,逃げ出しました。二人は,だれも見ていなければいいなあと思いました。
健治君は一也君と二人でブランコを壊したことで気がとがめていました。一日中そのことについて考えていましたが,どうしたらよいか分かりませんでした。次の朝,目覚めたとき,健治君はCTRという名前の意味を思い出しました。健治君は初等協会で学んだ「正義を選ぶ」という言葉を声に出して言ってみました。それから,あのブランコについて考えました。
そして,大急ぎで着替えると健治君はその家に向かいました。ドアをノックするのが怖くてちょっと時間がかかりましたが,ついにノックしました。
すると,その家のおばさんが玄関に出て来たので,健治君は,何が起こったかを説明しました。壊れたブランコのことを話す間,おばさんはじっと耳を傾けていました。話が終わると,おばさんは手を健治君の肩にそっと置いて名前を尋ねました。健治君は,名前は山田健治です,と答えました。おばさんは健治君の目をのぞき込んで言いました。「健治君,これからあなたを見かけたり,あなたの名前を思い出したりするときは,あなたが正直だったことを思い出すでしょう。」
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健治君はどうすることを選びましたか。
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健治君が決心するのに助けとなったものは何でしょうか。
CTRの盾を見せる。
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正義を選ぶということは健治君が名前を尊ぶうえでどのように役立ちましたか。
歌
子供たちと一緒に「正しい道選ぼう」を歌うか,または歌詞を読む。
イエス様はわたしたちが正義を選ぶように望んでおられる
話し合い
あなたがもう一つの名前について考えていることを子供たちに説明する。それは,子供たちが正義を選ぶように望んでおられる御方の名前である。以下のようなヒントを出して子供たちにその人の名前を当てさせる。
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その御方はわたしたちを愛しておられます。
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その御方はわたしたちにどうしたら正義を選ぶことができるかを教えてくださいました。
あなたが考えている名前はイエス・キリストであることを説明する。イエス様はわたしたちにいつも正義を選ぶように教えてくださった。また,御自分がお受けになったような方法でバプテスマを受けるように教えられた。
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イエス様はどのようにしてバプテスマをお受けになりましたか。
絵を使った話し合い
絵3-1「イエスにバプテスマを施すバプテスマのヨハネ」を見せる。マタイ3:16を「水から上がられた」まで声を出して読む。イエスは,水に沈められるバプテスマをお受けになったことを説明する。
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天のお父様とイエス様はあなたにどのようなバプテスマを受けてほしいと望んでおられるのでしょう。(イエス様が受けられたような水に沈められるバプテスマを受けること)
子供たちに今何歳か尋ねる。8歳になれば,バプテスマが受けられることを話す。8歳になれば,自分で選んだことに責任を負わなければならない。バプテスマを受けて戒めを守ることは正義を選ぶことである。
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バプテスマを受けることはなぜ大切なのでしょうか。
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バプテスマを受けることによって正義を選んだことを証明できるのはなぜでしょうか。
バプテスマを受けることを選ぶことにより,わたしたちはイエス・キリストの教会の会員になり,主の
教師の
常に正義を選ぶことの大切さを子供たちにする。
歌と指輪
子供たちと一緒にクラスの歌である「正しい道選ぼう」を歌う。それから,去年もらわなかった子供にCTRの指輪を渡す。
子供に閉会の祈りをさせる。
楽しい活動
次の活動の中からクラスの子供たちに最も適したものを選ぶ。選んだ活動はレッスンの一部として用いてもよいし,復習やまとめとして用いてもよい。詳しくは「教師へ」の「クラスの時間」の項を参照する。
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子供たち一人一人に正義を選んだときのことを話させ,そのときどう感じたかを説明させる。
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本書の巻頭にあるCTRの盾を人数分複写して渡し,色を塗らせる。
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正義を選ぶ方法を絵に描かせる。
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子供たちに順番にお手伝いの様子を演じさせ,お手伝いをすることがなぜ正義を選ぶことになるかを説明させる。