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ヤコブの手紙5:14-15と教義と聖約42:44,48-52を祈りをもって研究する。これらの聖句はレッスンでは用いないが,神権についての原則を教えるうえでの聖文上の裏づけを教師に与えてくれる。
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「注意を引く活動」で用いる,紙の風車を用意する。風車を作るにはまず下の図のような正方形の紙を用意し,点線に沿って切り,中央に折り込む。そして中心をピンで留めてそれを鉛筆か棒に付ける。
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「神権の回復」(『子供の歌集』60)を子供たちが歌うか歌詞を朗読できるように準備する。歌詞は本書の巻末にある。
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余力があれば次のような手紙を子供たち一人一人に渡し,家に持って帰らせる。子供に空欄を埋めさせる(お父さん,お母さんなど,子供の状況に合わせて)。親のいない子供がクラスにいるときはよく配慮する。
親愛なる_______へ,
わたしは今までに神権の祝福を受けたことがありますか。そのことについて教えてください。
愛をこめて
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教材
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聖別された油
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手紙に署名をするためのクレヨンか鉛筆
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絵3-11「アロン神権を授けるバプテスマのヨハネ」(『福音の視覚資料セット』407);3-12「メルキゼデク神権の回復」(『福音の視覚資料セット』408);3-20「病気の息子を祝福しようとしている父親」;3-21「子供の祝福」
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レッスンで用いる「楽しい活動」の準備をする。
子供に開会の祈りをさせる。
宿題を出していれば,その確認をする。
次の活動の中からクラスの子供たちに最も適したものを選ぶ。選んだ活動はレッスンの一部として用いてもよいし,復習やまとめとして用いてもよい。詳しくは「教師へ」の「クラスの時間」の項を参照する。
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紙にクレヨンで両方の手のひらの輪郭をなぞらせる。そして,病気のときは神権者が愛にあふれた手をわたしたちの頭に置いて祝福を授けてくれることを話す。ほかにどのようなときに頭に手が置かれるでしょうか。(年長の子供たちは,確認,神権の授与,父親の祝福などの答えを,なぞったそれぞれの指の所に書くとよい。小さな子供たちにはただ話してあげるだけにする)
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生まれたばかりの赤ちゃんを持つ父親にクラスに来て,話をしてもらう。子供の祝福について話してもらった後で次の質問をする。
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祝福の中で赤ちゃんの名前を言いましたか。それは何ですか。
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だれが祝福をしましたか。祝福した人はどんな権能を持っていましたか。
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だれが祝福を助けましたか。助けた人たちはどんな権能を持っていましたか。
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その日は赤ちゃんにとってなぜ特別な日だったのですか。
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赤ちゃんはどんな特別な祝福を受けましたか。(この質問は,した方がいいと思われるときにだけする)
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次のページにあるような簡単な線描画を作る。これは次のなぞなぞの答えである。用意しておいた線描画を配る。受け取った絵を上に挙げさせ,その絵が何を表しているか答えさせる。
これからなぞなぞをすることを子供たちに伝える。子供たちには,どの絵がなぞなぞの答えになるかを当てさせる。なぞなぞの答えにある絵を挙げさせ,その絵を該当する祝福の横に置かせる。(絵は一つの祝福にだけ該当するとは限らない)
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わたしは病気の人を祝福するときに使われます。神権者は,わたしを2,3滴,病気の人の頭の上に注ぎます。わたしはだれでしょう。(聖別された油)
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わたしは歩くことも,話すこともできません。わたしはとても小さいです。わたしには名前と祝福が必要です。わたしはだれでしょう。(赤ちゃん)
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わたしには特別な祝福が必要です。わたしはお父さんに,気分がよくなるように祝福してくださいと頼みました。わたしには高い熱があります。わたしはだれでしょう。(病気の子供)
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わたしには神権と呼ばれる特別な力が与えられています。わたしは結婚していて,子供もいます。わたしは自分の子供たちに,父親の祝福を与えることができます。わたしはだれでしょう。(お父さん)
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病人が祝福を頼むと,メルキゼデク神権を持っている人が呼ばれます。このとき,ある人数の人が祝福を行います。わたしはその人数を表す数字です。わたしはだれでしょう。(2)
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神権を持っている人たちが,赤ちゃんを祝福したり,病気の人を祝福したり,父親の祝福を授けたりするとき,わたしを使います。神権者たちは,わたしを祝福を受ける人の頭の上に置いたり,赤ちゃんを抱いたりするのに使います。わたしはだれでしょう。(両手)