断食によって天父とイエス・キリストを近くに感じること,また断食と祈りによって特別な祝福を願い求めることができることを理解させる。
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マルコ9:17-29と教義と聖約88:76を祈りをもって研究する。
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本課は断食日の前の週に行うとよい。
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入手できれば『家庭の夕べビデオ補助教材(国際版)』(53736 300)の中の「断食の律法」(4分10秒)を見せる。
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教材-次の質問を紙片に書き,容器に入れる。
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断食とはどういう意味ですか。
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だれが断食すべきですか。
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断食をしてその分のお金を監督(支部長)に渡すとき,そのお金を何と呼びますか。
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監督は断食献金を何に使いますか。
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断食をする理由は何ですか。
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断食はわたしたちにとってどんな助けになりますか。
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断食日はいつですか。
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断食によってわたしたちは天父とイエス・キリストに何を示しますか。
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あなたやあなたの愛する人が助けを必要としているとき,あなたは喜んで断食をしますか。
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レッスンで用いる「楽しい活動」の準備をする。
子供に開会の祈りをさせる。
宿題を出していれば,その確認をする。
断食とは正しい目的のために食べ物と飲み物をとらないことである
断食により,わたしたちは天父とイエス・キリストを近くに感じることができる
次の活動の中からクラスの子供たちに最も適したものを選ぶ。選んだ活動はレッスンの一部として用いてもよいし,復習やまとめとして用いてもよい。詳しくは「教師へ」の「クラスの時間」の項を参照する。
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年齢の低い子供たちには次の物語と話し合いが有効である。
よう子さんのお父さんは長い出張で留守でしたが,ようやく帰って来ました。よう子さんは久しぶりにお父さんに会えてうれしくてたまりません。お父さんはよう子さんをしっかり抱き締めると,出張していた町で買ったお土産を渡しました。
よう子さんはそのおみやげを持って庭に行きました。隣に住むよしお君が遊んでいます。よしお君はお母さんが病気なので,よう子さんのお母さんが面倒を見ているのです。
「見て。」よう子さんが言いました。「お父さんがね,北海道からホワイトチョコレート買ってきてくれたのよ。」
よしお君は袋の中をのぞき込みました。
よう子さんは「あげないよ」と言ったと思いますか。それとも「一緒に食べよう」と言ったと思いますか。
「あげないよ」と言われたら,よしお君はどう感じるでしょう。よう子さんがそう言ったら,よう子さんのお父さんはどう思うでしょう。うれしいでしょうか。それとも悲しいでしょうか。
「一緒に食べよう」と言ったら,よしお君はうれしいでしょうか。よう子さんのお父さんはどうでしょう。天のお父様はどうでしょう。よう子さんはどうでしょう。
そうです。よう子さんは「一緒に食べよう」と言いました。そしてみんなが幸せな気持ちになりました。
断食安息日に,みんなはよう子さんがしたのと同じことができます。その日は朝ごはんを食べず(子供たちが普段食べるものを幾つか挙げる)を口にせずに過ごします。そして,その分のお金を取っておいてお父さんやお母さんに渡すと,そのお金は監督さんが受け取ります。すると監督さんはそれをおなかのすいた人のために使ってくれます。
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子供たちに,この人のために断食をしたいという人の顔を描かせる。