第31課
イエス・キリストはわたしたちがすべての人を愛するように望んでおられる
目的
人々に愛を示すことにより,人々が自分は天父とイエス・キリストにとって大切な存在であると感じられるように助けられることを理解させる。
準備
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ヨハネ13:34と3ニーファイ17:18-25を祈りをもって研究する。
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「共に愛し合え」(『子供の歌集』74;歌詞は巻末に掲載されている)と「イエスさまのお話を読む時」(『子供の歌集』35)を子供たちに教えられるように準備しておく。
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教材
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聖書とモルモン書
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黒板,チョーク,黒板ふき
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絵3-57「ニーファイ人の子供たちを祝福するイエス」
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レッスンで用いる「楽しい活動」の準備をする。
レッスン
子供に開会の祈りをさせる。
イエス・キリストはわたしたちがすべての人を愛するように望んでおられる
聖文はわたしたちがイエスにとって大切な存在であることを教えてくれる
わたしたちは人々に自分が天父とイエスにとって大切な存在であると感じさせることができる
まとめ
楽しい活動
次の活動の中からクラスの子供たちに最も適したものを選ぶ。選んだ活動はレッスンの一部として用いてもよいし,復習やまとめとして用いてもよい。詳しくは「教師へ」の「クラスの時間」の項を参照する。
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一人の子供をクラスの真ん中の席に座らせ,王子または王女にする。王女や王子になった人は何も言うことができない。代わりにほかの全員は,王女か王子になった子供のいい点だけを言う。例えば「笑顔がいい」「髪の毛がさらさらしているのがいい」「クラスでいつも静かに話を聞いている」「クレヨンを貸してくれた」などである。簡単な冠を作ってかぶせる。全員に王女か王子になる順番が回るようにする。
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よく聞いてあげることは,自分が価値ある存在であることを感じさせる良い方法である。人が話しているときはよく聞き,中断しないようにする。次の話をよく聞いて,起こりそうもないようなことが聞こえたら黙って手を挙げるようにして言う。
ちえみさんは教会に行く時刻の5分前に目を覚ましました。急がないと,今起きたような顔で教会に行かなければなりません。ちえみさんは急いでバスルームに行き,(オートミール)で顔を洗いました。自分の部屋に戻ると,ペットとして飼っている(わに)につまずいてしまいました。「ちえみ,あと2分で出かけるわよ」と(人形)が大声で言います。ちえみさんは急いで(ドレス)をくしでとかし,いちばん気に入っている(ヘアブラシ)を着て玄関を出ました。
よく聞いて中断しなかった子供たちに感謝する。もう一度話を読み,間違っている言葉を正しい言葉に置き換えさせる。
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紙人形をつなげたもの(図参照)を子供たち一人一人に作る。人形に色を塗り,家族やクラスメートに見立てる。各人が自分は愛されていると感じるには何ができるか話し合う。(思いやりのある言葉で話す,仲間外れにしない,良い聞き手になる,困ったときに助け合う,など)
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黒板の一方の端に「イエス・キリストはどのようにしてわたしたちにあいをしめされるか」と書く。もう一方の端には「どのようにして人にあいをしめすか」と書く。レッスンの初めの方でこの二つの質問をし,子供たちの答えを基にしてリストを作る。お手玉を投げて受け取った人に答えさせるとよい。