聖霊はわたしたちが正しいことをするように助けてくださり,また危険を知らせてくださることを理解させる。
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1ニーファイ4:1-6;2ニーファイ32:5;教義と聖約8:2を祈りをもって研究する。
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ゲームで使う9つの質問をそれぞれ紙に書き,袋に入れておく。
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「正しい道選ぼう」(『子供の歌集』82)と「聖霊」『子供の歌集』56)を歌うかまたは歌詞を朗読できるように準備する。歌詞は本書の巻末に掲載されている。
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教材
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モルモン書と教義と聖約
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目隠しに使うハンカチあるいは布
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黒板,チョーク,黒板ふき
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絵3-52「馬を止めて息子を救う父親」;絵3-53「キャロライナの祈り」
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レッスンで用いる「楽しい活動」の準備をする。
子供に開会の祈りをさせる。
宿題を出していれば,その確認をする。
聖霊はわたしたちが正しいことをするように助けてくださる
次の亜紀子と譲二の話をして,聖霊が彼らを正しいことをするようにどう助けてくださったかを見つけるように言う。
次の活動の中からクラスの子供たちに最も適したものを選ぶ。選んだ活動はレッスンの一部として用いてもよいし,復習やまとめとして用いてもよい。詳しくは「教師へ」の「クラスの時間」の項を参照する。
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次のトーマス・S・モンソン長老の話をよく聞くように言う。
少し前のこと,モンソン兄弟姉妹は,預言者からサモア諸島に行くように言われました。彼らはそこに滞在している間,サウニアツ村に住む子供たちのクラスを訪問しました。モンソン兄弟姉妹はそのクラスでお話をし,その後で教師が閉会の歌を歌うということを告げました。そのとき,モンソン長老の心の中にある考えが浮かんできました。そこにいた247人の子供と一人一人握手した方がよいというささやきが聞こえたのです。
けれどもモンソン長老が時計を見ると,もう時間も遅くなっていて,一人一人とあいさつしている時間はなさそうでした。
モンソン長老はこの考えを心の中から払いのけようとしましたが,できませんでした。
閉会のお祈りの前に,モンソン長老はもう一度,一人一人の子供と握手するようにというささやきを聞きました。
モンソン長老はついに教師の方を向いて言いました。「一人一人の子供と握手したいと思いますが,できるでしょうか。」
教師はほほえんで,サモア語で子供たちにそのことを伝えました。子供たちは賛成のしるしに,熱心にうなずきました。教師はモンソン長老に,子供たちがなぜにこにこしているのかを説明しました。十二使徒の一人がサモアを訪れることを聞いたとき,教師は子供たちに,子供たち一人一人が聖書やモルモン書に出てくる人々のように心から信仰をもって祈るならば,その十二使徒はきっとこの村を訪れてくれるでしょう,そして聖霊の導きを受けて子供たちみんなと握手をしてくれるでしょうと言った,ということでした(トーマス・S・モンソン,“Talofa Lava,” Friend,1972年5月号,12-13参照)。
聖霊は様々な方法で人々に導きを与えてくださることを指摘する。聖霊は,モンソン長老の場合のように,よくわたしたちの心に語りかけてくださる。
モンソン長老は聖霊のささやき,すなわち導きに耳を傾けたので,天父とイエスが望んでおられることを行うことができた。
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子供たちに生活の中で聖霊の導きを受けたと思う体験を話させる。