だい15しょう
レーマン人へのでんどう
(1830年9月)
イエスは,もっと多くの人にふくいんを聞いてほしいと思われました。何人かの人がでんどうにめされました。オリバー・カウドリは,インディアンのところにつかわされました。
インディアンは,『モルモン書』の中でレーマン人とよばれています。イエスは,レーマン人にも『モルモン書』を読んでほしいと思われました。レーマン人が『モルモン書』を手にすることは,多くのよげんしゃにやくそくされていました。そのやくそくが,はたされる時が来たのです。
『モルモン書』には,2,000年前にすんでいた,レーマン人のせんぞのことや,イエスがレーマン人にやくそくされたことが書かれています。レーマン人は『モルモン書』を読んで,イエスとふくいんをしんじ,くいあらためて,バプテスマをうけるでしょう。
オリバー・カウドリといっしょに行きたいという人もいました。かれらは,レーマン人にふくいんを教え,『モルモン書』をわたしたいと思いました。主は,3人に行ってもよいと言われました。
せんきょうしたちは,まず,ニューヨークしゅうにいるインディアンのところへ行きました。字が読めるインディアンは,わずかしかいませんでした。せんきょうしたちは,かれらに『モルモン書』をわたしました。
その後せんきょうしたちは,オハイオしゅうにいるインディアンのところへ行きました。インディアンたちは,『モルモン書』のことやせんぞのことを聞いて,とてもよろこびました。
せんきょうしたちはオハイオから,ミズーリしゅうジャクソンぐんにある,インディペンデンスという町に行きました。ミズーリしゅうには,たくさんのインデイアンがいたのです。
せんきょうしたちは,かれらにもふくいんをつたえ,『モルモン書』をわたしました。インディアンたちはとてもよろこび,『モルモン書』をもって来てくれたことをかんしゃしました。
しかし,ミズーリしゅうには,ふくいんも,『モルモン書』もしんじない人たちがいました。かれらはせんきょうしたちに,インディアンにかかわらないようにと言いました。
もしせんきょうしたちが出て行かないなら,ぐんたいがおいはらうことになると言うのです。それを聞いて,せんきょうしたちはかなしくなりました。せんきょうしたちはしかたなく,ほかの人びとのところに行きました。
せんきょうしの中に,パーリー・P・プラットという人がいました。パーリーはジョセフのところへもどって,せんきょうしたちはよくはたらいて,たくさんの人にふくいんを教えたと話しました。