だい22しょう
ミズーリのせいとたち
(1831年7月-8月)
よげんしゃジョセフ・スミス,シドニー・リグドン,エドワード・パートリッジたちは,ミズーリにむかいました。みんなは,とても楽しみでした。シオンの町をたてたいと思っていたからです。そのばしょは,主に,しめしていただきたいと思っていました。
みんなはとちゅう,船にのって行きました。ジョセフは,ミズーリしゅうがしんせいな土地であることを知っていたので,歩いてたしかめたいと思いました。
ジョセフと友だちは,ジャクソンぐんまでやく500キロの道のりを,歩いて行くことにしました。シオンをたてるところへ行くのです。あつさも気になりませんでした。
ジャクソンぐんについたよげんしゃたちは,そこでカートランドから来たせんきょうしたちと会いました。
少しして,ニューヨークのせいとたちもやって来ました。みんなはよろこびでいっぱいでした。
よげんしゃジョセフとかんとくのエドワード・パートリッジは,人びとにしごとをあたえました。ある人は土地を買うように言われました。オリバー・カウドリとウィリアム・W・フェルプスは,学校をひらき,おさない子どもたちも読めるような本を作るようにめいじられました。
ジョセフは,シオンの町がどこにたてられるのか,知りたいと思いました。ジョセフのいのりはこたえられました。
主は,シオンをたてるところは,インディペンデンスという町の近くであると言われ,しんでんがたてられるばしょをしめされました。そして,「シオンはすぐにはたたない。多くのくるしみをうけた後,十分なしんこうがあればたてることができる」と,言われました。
また,このようにも言われました。「せいとたちは,ミズーリしゅうのほうりつをやぶってはいけない。神のいましめをまもりなさい。すすんで多くのよいことをしなさい。わるい行ないは,くいあらためなくてはならない。くいあらためるなら,わたしはそのつみをわすれます。」
シドニー・リグドンは,この土地を主にささげるように言われました。そこで,せいとたちにたずねました。「みなさんはこの土地をかんしゃしますか。神のいましめをまもりますか。」せいとたちが「はい」と言ったので,シドニーは,おいのりをして,その土地をささげました。
つぎの日,ジョセフ・スミスは,オリバー・カウドリ,シドニー・リグドン,それに何人かの友だちと,インディペンデンスのあるばしょにあつまりました。そして,せいぶんを読んで,おいのりしました。ジョセフ・スミスは,そこをしんでんのたつばしょとしてささげました。
ミズーリしゅうにいるすべてのせいとが,大会にあつまりました。みんなはせいれいにみたされました。神は,やくそくをまもるならしゅくふくをうける,と言われました。
数日たって,イエスはジョセフに,またけいじをおあたえになりました。「日曜日はとくべつな日である。何をするにもイエスをおぼえる日である。日曜日にはたらいてはならない。教会に行ってせいさんをうけなさい。つみをくいあらため,びょうきの人をみまい,すべてのめぐみにかんしゃしなさい。いつも神のいましめをまもりなさい。」
これを行うせいとは,ひつようなすべてのよいものをあたえられます。食べものやきるもの,家,はたけをあたえられて,しあわせです。そして,このよでへいわにすごし,えいえんのいのちをうけます。