『新約聖書』を研究することによってイエス・キリストに対する生徒の証を強める。
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以下の聖句を読み,内容について深く考え,祈る。
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イザヤ61:1-3;ジョセフ・スミス訳ルカ3:4-11。救い主の使命に関するイザヤとバプテス,マのヨハネの預言。
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ヨハネ1:1-14;20:31。使徒ヨハネはイエス・キリストが「まことの光」であられることを証している。また自分の証を記録する目的は人々が「イエスはキリストであると信じるため」であると宣言している。
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『「新約聖書」生徒用学習ガイド』(35682 300)をクラスの生徒全員に配付するだけの部数を取り寄せる。(ワードで本年度の教科課程用資料の一部として,この生徒用ガイドはすでに注文済みである。監督会の一員が日曜学校会長会にガイドを渡す。)
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「導入」の活動を行う場合は,数人の生徒に『新約聖書』から好きな聖句を選んで読むか,概要を紹介し,その聖句がなぜ生徒にとって霊感を与えるものとなり,あるいは助けとなったかについて説明するよう頼んでおく。
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以下の絵を入手できれば,レッスンで使用する。「キリストの降誕について書くイザヤ」(『福音の視覚資料セット』113);「荒れ野で教えを宣ベるヨハネ」(『福音の視覚資料セット』207)。「導入」の活動を行う場合は,「盲人を癒されるイエス」(『福音の視覚資料セット』213)と「マリヤと復活された主」(『福音の視覚資料セット』233)など『新約聖書』に記されている出来事を描いた絵を数枚準備する。
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教えるための提案:毎週の読書課題を果たし,読んだ内容について話し合いができるように準備してクラスに出席するよう生徒に奨励する。このように準備して出席することによって,「〔真理の御霊によって〕説く者と受ける者が互いに理解し合い,両者ともに教化されて,ともに喜ぶ」という主の約束を成就することができる(教義と聖約50:22)。
以下の資料はレッスンの概要を補足するためのものである。この中の幾つかをレッスンに取り入れてもよい。
生徒に『聖書』の目次を開かせて,『新約聖書』を構成する27の書を確認する。『新約聖書』は4つの部分に分けられることを説明する(黒板に書き出してもよい)。
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四福音書(マタイ,マルコ,ルカ,ヨハネ)。これらの書にはイエス・キリストの生涯,使命,教えに関する記録と証が記されている。
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使徒行伝。イエスが亡くなり,復活された後の使徒たちによる教導の業に関する出来事が記されている。この書はユダヤ人の間におけるぺテロの働きと異邦人の間におけるパウロの働きに関する記述が中心となっている。
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パウロをはじめとする教会指導者の手紙。当時の聖徒たちに指示を与え,教化するために記された。
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パトモス島の使徒ヨハネに与えられた主の啓示。
『家庭の夕べビデオ補助教材(国際版)』(53736 300)が入手できれば,「あなたがたはキリストをどう思うか」(5分9秒)を見せるとよい。『新約聖書』を紹介し,イエスがキリストであられることの証を持つことの大切さを強調するためにこのビデオを活用する。
『「新約聖書」ビデオ・プレゼンテーション』(53914 300)が入手できれば,「『新約聖書』が伝えるメッセージ」(2分)を見せるとよい。