まことの教義を学び,教えるよう,また,人々に対して義の模範を示すよう生徒を励ます。
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以下の聖句を読み,内容について深く考え,祈る。
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1テモテ4;2テモテ1-4;テトス1。パウロは背教の兆候について説明する。パウロはまことの教義を学び,教えることによって,背教に陥るのを防ぐことができると教える。
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1テモテ4:12。パウロはわたしたちが「信者の模範」にならなければならないと教える。
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1テモテ6;テトス2-6。パウロは「義を追い求め」,不信心を捨てるよう教える。
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そのほかの読書課題:『聖句ガイド』「パウロの手紙-テモテへの第一・第二の手紙,テトスへの手紙」の項,202-203。
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「導入」の活動を行う場合は,以下の言葉を書いたカードを準備するか,黒板に書いておく。
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「わたしは走るべき行程を走り尽くすために:
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まことの教義を学び,教えなければならない
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信者の模範にならなければならない
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義を追い求め,不信心を捨てなけれはならない」
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教えるための提案:レッスンで用いる資料と教え方に変化を持たせる。例えば,使用する絵,視聴覚資料,様々な話し合いの技術,着席の方法に変化を持たせることなどがある。変化を持たせることによって,レッスンに対する生徒の関心を維持することができる。あなたのレッスンに適した資料と教え方については,『教師,その大いなる召し』単元C「8.創造性に富んだレッスン」60-62;単元E「12.変化を持たせて教える」102を参照する。
以下の資料はレッスンの概要を補足するためのものである。この中の幾つかをレッスンに取り入れてもよい。
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パウロは1テモテ2:1-3で,祈りに関してどのような助言を与えているでしょうか。わたしたちはなぜすベての人々のために祈るべきでしょうか。この祈りを心から行うにはどうすればよいでしょうか。特に国家の指導者のために祈らなければならないのはなぜでしょうか。
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1テモテ3:1-7でパウロは,監督の資格について述べています。監督がこれらの資格を満たしていることはなぜ大切でしょうか。
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1テモテ5:8でパウロは,家族に関心を向けることについてどのように教えているでしょうか。この責任を果たさない人々に対してパウロが強い口調で述べているのはなぜだと思いますか。
テトス2:9-10を読んで,話し合う。
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この聖句でパウロが奴隸に与えている勧告を従業員に置き換えることができるでしょうか(「盗む」という語には誤用するという意味もあることを指摘する)。どのような場合に従業員は雇い主から盗んでいるでしょうか。(着服する,事務用品を個人的な目的のために使う,勤務時間中に個人的な用を足す,などの答えが考えられる。)
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パウロは盗むのでなく,何をすべきであると言っているでしょうか。(「どこまでも心をこめた真実」を示し,忠実であり,信頼に足る行いをする。)職場で「どこまでも心をこめた真実」を示すことによってもたらされる結果を経験したことがあるでしょうか。