イエス・キリストの誕生を喜び,イエスが少年時代に示された「ますます知恵が加わり,背たけも伸び,そして神と人から愛された」(ルカ2:52)という模範に従う。
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以下の聖句を読み,内容について深く考え,祈る。
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ルカ2:1-7。イエス・キリストが誕生される。
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ルカ2:8-39。天使と多くの者たちはイエスの誕生を喜ぶ。
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マタイ2。東から来た博士たちはイエスを訪れて,贈り物をささげる。ユダヤ人の王が誕生したことに恐れを感じたへロデは,べツレヘムと周辺の地域に住む2歳以下のすべての男の子を殺すように命じる。主の天使はヨセフに,マリヤとイエスを連れてエジプトに逃れ,後にイスラエルへ戻って来るよう指示する。
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ルカ2:40-52。イエスは御父の導きの下で成長し,御自分の召しを果たすための備えをして少年時代を過ごされる。
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そのほかの読書課題:ジョセフ・スミス訳マタイ3:24-26;1ニーファイ11:1-23;ヒラマン14:1-8;3ニーファイ1:4-21;27:13-16;教義と聖約93:11-20。
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以下の資料を入手できれば,レッスンで活用する。
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「ルカ2」(5分50秒),『「新約聖書」ビデオ・プレゼンテーション』(53914 300)より。
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「満室の宿屋」;(「イエスの生誕」(『福音の視覚資料セット』200);「イエスの生誕」(『福音の視覚資料セット』201);「羊飼いに知らされるキリストの生誕」(『福音の視覚資料セット』202);「博士たち」(『福音の視覚資料セット』203);「エジプトへ逃れる」(『福音の視覚資料セット』204);「神殿での少年イエス」(『福音の視覚資料セット』205);「イエス・キリストの少年時代」(『福音の視覚資料セット』206);「イエスと母マリヤ」(『福音の視覚資料セット』242)
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教えるための提案:レッスンに御霊を招き,レッスンの内容に変化を持たせ,生徒が聖文に関する物語を記憶できるように,適切な絵とビデオ・プレゼンテーションを活用する(『教師,その大いなる召し』単元G「教材の準備と活用」参照)。
以下の資料はレッスンの概要を補足するためのものである。この中の幾つかをレッスンに取り入れてもよい。
1.「しかし,マリヤはこれらの事をことごとく心に留めて,思いめぐらしていた。」(ルカ2:19)
マリヤがイエスの誕生について敬虔な思いを抱いていたことを教えるために,一人の母親をクラスに招いて,子供が生まれたときの気持ちを話してもらうとよい。
レッスンで採り上げた聖句の中から大切な聖句を5つ選んで,生徒にそれぞれの聖句の内容を覚えさせる。そして,『聖書』を閉じるように言う。次にあなたが心に思い浮かべている聖句を生徒に当てさせるために,手がかりとなる言葉を言う。手がかりとなる言葉には,聖句に含まれている語を入れて,正解が複数出ることのないようにする。(例えば,「この聖句にはイエスが誕生されたとき神をたたえた天使の言葉が入っています」と言えば,正解はルカ2:14だけになる。)あなたが手がかりとなる言葉を言ったら,生徒は自分の『聖書』を開いて,正しい聖句を探す。この活動は競わせるのではなく,聖句に親しませることが目的である。この活動は数分以内にとどめる。