使徒たちはイエス・キリストの特別の証人として召されていること,わたしたちは使徒たちを支持し従うときに祝福を受けることを生徒に理解させる。
以下の資料はレッスンの概要を補足するためのものである。この中の幾つかをレッスンに取り入れてもよい。
現在の十二使徒の写真を見せて,生徒に彼らの名前を覚えさせる。以下のクイズを行ってもよい。
生徒全員に紙と鉛筆を配り,紙に1から12までの番号を書かせる。名前を明かさずに十二使徒の写真を1枚ずつ見せて,正しい先任順に従って番号の横に名前を書かせる。全員の写真を見せたら,正しく答えられたかどうかを検討する。
生徒に最初の十二使徒の名前を覚えさせる(マタイ10:2-4)。以下の解説を自分の言葉で述ベて,使徒たちが聖典の中でどのように呼ばれていたかを生徒に理解させる。
ヤコブという名の使徒は二人いた。ゼべダイの子ヤコブとアルパヨの子ヤコブでした。シモンと呼ばれていた使徒も二人いた。シモン・ぺテロと熱心党とも呼ばれていたカナン人のシモンだった。ユダも二人いた。(レバイ・タダイとも呼ばれた。)ユダとキリストを裏切ったイスカリオテのユダだった。マタイはルカ5:27-28でレビと呼ばれている。トマスはデドモとも呼ばれた。これは双子という意味である。マタイ,マルコ,ルカの福音書で使徒と呼ばれているバルトロマイはヨハネの福音書でナタナエルと呼ばれている人と同一人物であると考えられている。
『「新約聖書」ビデオ・プレゼンテーション』(53914 300)の「新約時代の習慣」から最初の部分を見せるとよい。ここでは,イエスが御自身を油注がれた者またはメシヤと呼ばれた意味(ルカ4:18)に関して,また「会堂での礼拝」ではイエスが使徒たちに命じられた財布も袋も持たずに福音を宣べ伝えることの意味(マタイ10:9-10)に関する情報が明らかにされている。