イエス・キリストはわたしたちの救い主であられること,イエスに従うことによってわたしたちは真の自由を得ることについて生徒の信仰を強める。
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以下の聖句を読み,内容について深く考え,祈る。
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ヨハネ7。仮庵の祭に参加したイエスは,神殿で教えを説かれる。一部の人々はイエスがキリストであられることを信じるが,ほかの人々はイエスを詐欺師だと考える。
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ヨハネ8:1-11。姦淫を行っているときに捕らえられた女がイエスの前に連れて来られる。イエスは彼女に憐れみを示される。
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ヨハネ8:12-36。イエスは「わたしは世の光である」と宣言される。イエスを信じたユダヤ人に対して,イエスに従うならば霊的な奴隸の状態から解放されることをイエスは教えられる。
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教えるための提案:遅くとも1週間前までにはレッスンの準備を始める。レッスンで採り上げる聖句を早くから読んでいれば,教える際に役立つ様々な考えをその間に思いつくものである。レッスンについて思い巡らすときに,御霊の導きを祈り求め,主が祝福してくださることに信仰を持ちなさい(『教師,その大いなる召し』単元A「9.御霊によって教える」,単元C「1.レッスンの準備をいつ始めるか」「2.準備の時間を見いだす」50参照)。
以下の資料はレッスンの概要を補足するためのものである。この中の幾つかをレッスンに取り入れてもよい。
仮庵の祭で行われる儀式の一つに,祭司がシロアムの池から水をくんで祭壇に注ぐ儀式がある。これは雨が降ることを願い,翌年の豊作を願う儀式であった。祭の最終日に神殿で教えを説いたイエスは,人々に生ける水を飲むようにお勧めになった(ヨハネ7:37-38)。
ヨハネ8:37-59を読んで,話し合う。
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イエスはなぜ,信じようとしないユダヤ人に彼らがアブラハムの子孫ではないと言われたのでしょうか(ヨハネ8:39-40参照。彼らはアブラハムの文字どおりの子孫であったが,アブラハムのように義にかなう行いをしていなかった)。イエスはなぜ彼らが神の子ではないと言われたのでしょうか(ヨハネ8:41-44参照)。わたしたちはどのような行いによって天父の子供であることを示すことができるでしょうか。
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ユダヤ人はなぜ,アブラハムに関する主の言葉に腹を立てたのでしょうか(ヨハネ8:51-53,56-57参照。彼らはイエスが霊の死に打ち勝つ御自分の力〔51節〕と前世における生活〔56-57節〕について述べておられるのが分からなかった)。「アブラハムの生れる前からわたしは,いるのである」(ヨハネ8:58)と言われたイエスの言葉から,わたしたちはイエスについてどのようなことを理解することができるでしょうか(出エジプト3:13-14参照。イエスはエホバであり,偉大な「わたしは,有って有る者」であり,アブラハム,イサク,ヤコブの神であられる)。イエスは地上に来る前にエホバであられたことを知るのはなぜ大切でしょうか。