教会の業が,教会を強めるために才能や証をささげる多くの人々によってなされていることを認識できるよう生徒を助ける。
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以下の聖句を読み,内容について深く考え,祈る。
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使徒6:1-7。十二使徒たちは,教会の実務的な事柄の監督に当たらせるために7人の男性を聖任する。
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使徒6:8-7:60。その7人の一人であるステパノはサンヒドリンにおいて証した。彼の言葉はそれを聞いていた人々を怒らせ,彼は町の外に連れ出され,石で打ち殺される。
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使徒8:4-40。7人の中のもう一人であるピリポは,サマリヤで教えを宣べ伝え,数々の奇跡を行う。彼は一人のエチオピア人宦官に教えを説き,バプテスマを施す。
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使徒8:1-3;9:1-31。サウロは,イエス・キリストの示現を受けるまで,教会を迫害する。サウロは改宗し,バプテスマを受け,福音を宣べ伝え始める。
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そのほかの読書課題:使徒22:1-16;26:1-5,9-18。
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教えるための提案:自分が教えているクラスは,一人一人の異なる生徒によって構成されていることを思い起こす。生徒たちは,生活上の体験,教会員として過ごしてきた期間,福音の教義や原則に対する理解,才能,能力,教育の機会などにおいて,様々に異なるかもしれない。生徒たちの多様性を理解し,一人一人がレッスンで学ぶ真理を理解できるように助ける必要がある(『教師,その大いなる召し』単元B1「生徒を理解する」27-28,単元B2「個人の探求」29-31,単元B3「生徒の備え」32-33参照;単元B6「青少年」41-44,単元B7「成人を理解する」45-46も参照)。
以下の資料はレッスンの概要を補足するためのものである。この中の幾つかをレッスンに取り入れてもよい。
次の言葉を紙か黒板に書く。「アナニヤ」「捕縛する権」「ひどい事」「目」「聖霊」「光」「宣べ伝え」「うろこ」「物も言えず」「器」「声」
生徒たちに,使徒9:1-22を注意して読み,サウロの改宗談の中に出てくるこれらの言葉の意味と順序について考えさせる。それから,これらの言葉のすべてを使って,パウロの改宗談を話してもらう。