イエス・キリストが世の光であり,良い羊飼いであられることをいっそうよく理解させ,主に対する感謝の気持ちを抱かせる。
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以下の聖句を読み,内容について深く考え,祈る。
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ヨハネ9。イエスは御自分が世の光であることを確認された。そして生まれつきの盲人を癒された。癒された男はパリサイ人に証し,イエスを拝した。
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ヨハネ10:1-15,25-28。イエスは御自分が良い羊飼いであること,また羊のために命を捨てることを教えられた。主の羊は主の声を聞き,主に従う。
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以下の資料を入手できれば,レッスンで使用する。
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「盲人を癒されるイエス」(『福音の視覚資料セット』213)
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『「新約聖書」ビデオ・プレゼンテーション』(53914 300)の「新約時代の習慣」第3部から。
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教えるための提案:「神の前に謙遜になることは,成功するための鍵である。主の前に謙遜な教師は,あらゆる知識,力の源を得て,そこから絶えずそれらを引き出すことができる。それに引き換え,自己満足に陥っている教師は,御霊を失うことであろう。神の助けがなければ人は何もすることができない。神の力を得て初めて人はすべての事柄を行うことが可能になるのである。」(『教師,その大いなる召し』単元A「3.召しを謙遜に果たす」5)
以下の資料はレッスンの概要を補足するためのものである。この中の幾つかをレッスンに取り入れてもよい。
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わたしたちはどのような意味で主の羊の羊飼いでもあるといえるでしょうか。人々が良い羊飼いの声を聞き,従うように助けるために,わたしたちはどのようなことができるでしょうか。
ブルース・R・マッコンキー長老はこのように教えている。「いかなる職であれ教会において奉仕の召しを受け,主の子らの霊的または物質的幸福に責任を持つ人は皆,それらの羊の羊飼いである。主は羊飼いに対して羊の安全(救い)を図ったかどうかについて責任を問われる。」(MormonDoctrine『モルモンの教義』710)
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ヨハネ10:16で主はだれのことを述べておられるのでしょうか(3ニーファイ15:21-24参照)。これらの「他の羊」はいつ救い主の声を聞いたでしょうか。教会について勉強している人々にとってこの聖句は『モルモン書』を理解するうえでどのように助けとなるでしょうか。
ハワード・W・ハンター長老はこのように教えている。「『聖書』の中の記述を通して救い主の生涯とその教えに精通している人は,西半球の人々,つまり主が語られた『他の羊』のもとに主がその御姿を現されたという記録に興味を持たれることでしょう。この記録は,アメリカ大陸の人々の記録をまとめ抄録した預言者の名を取って,『モルモン書』と呼ばれています。『モルモン書』はキリストに対する第二の証であり,新世界の他の羊の群れに授けられた主の教えを記録したものです。」(「復活の証拠」『聖徒の道』1983年7月号,26)
救い主の助けによって「見る」ということを生徒によりよく理解させるために,「見る」という語のカードを幾つか準備する(下記の定義を参考にする)。カードを帽子または箱の中に入れておき,生徒に1枚ずつ順番に引かせて,そのカードに書かれているような意味でわたしたちが「見る」ことができるように救い主はどのように助けておられるかを説明する。この活動は特に青少年のクラスに有効である。