人々を愛し,人々に仕えることによってイエスの模範に従うよう生徒を励ます。
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以下の聖句を読み,内容について深く考え,祈る。
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ルカ22:7-30。イエスは過越の祭を迎えるに当たって十二使徒と会われる。イエスは聖餐を定め,使徒たちに対して人々に仕えるようお教えになる。
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ヨハネ13。イエスは使徒たちの足を洗った後に,互いに愛し合うようにとお命じになる。
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ヨハネ14:1ー15;15。イエスは「わたしは道であり,真理であり,命である」と教えられる。イエスは御自身をぶどうの木に,弟子たちをぶどうの木の枝にたとえられる。(14章と15章に記されている慰め主に関する聖句は第24課で話し合う。)
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そのほかの読書課題:マタイ26:1-5,14-35;マルコ14:1-2,10-31。
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「導入」の活動を行う場合は,レッスンの始めに「共に愛し合え」(『賛美歌』192番)を歌う独唱者または成人あるいは子供の小コーラスグループを招く手配をする。この方法で実施するのが難しければ,録音されたものを聞かせるか,生徒全員で歌う。
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以下の資料を入手できれば,レッスンで使用する。
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「最後の晩餐」(『福音の視覚資料セット』225)と「使徒たちの足を洗われるイエス」(『福音の視覚資料セット』226)
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ヨハネ15:1-8を説明するための小さな植物
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教えるための提案:レッスンの主題に関連する賛美歌や初等協会の歌を歌ったり,演奏したりすることは,レッスンに御霊を招く良い方法である。主はこのように言われた。「わたしは心の歌を喜ぶからである。まことに,義人の歌はわたしへの祈りである。それに対する答えとして,彼らの頭に祝福が注がれるであろう。」(教義と聖約25:12;コロサイ3:16も参照)生徒は賛美歌と初等協会の歌によっても福音の教えを学ぶことができる(『教師,その大いなる召し』単元F「13.教室内に音楽を」151-153参照)。
以下の資料はレッスンの概要を補足するためのものである。この中の幾つかをレッスンに取り入れてもよい。
聖餐について話し合う際に,キリストの名を受けることに関する以下の質問について話し合うとよい。解答の一部は1985年4月の総大会で話されたダリン・H・オークス長老の説教を基にしている(「イエス・キリストの御名を受ける」『聖徒の道』1985年7月号,81-84参照)。
『「新約聖書」ビデオ・プレゼンテーション』(53914 300)の「新約時代の習慣」の第5部では,『新約聖書』の時代の祭について説明している。生徒はこのビデオを見ることによって,最後の晩餐の状況と「イエスのみ胸に近く席についていた」(ヨハネ13:23)弟子に言われたことを理解することができる。
「わたしはまことのぶどうの木」などのたとえは一部の生徒,特に青少年にとっては理解しにくい。わたしたちに対するイエス・キリストの愛を具体的に説明するために,ぶどうの木がその枝や葉に力を与えるように,キリストの愛によって力づけられた経験を一人か二人の生徒に話してもらう。この責任は少なくとも1週間以上前に依頼し,適切な経験を選べるように聖霊の導きを求めるよう励ます。