キリストが山上の垂訓で教えられた原則を実践することにより,キリストのもとへ来るよう生徒を励ます。
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以下の聖句を読み,内容について深く考え,祈る。
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マタイ5:1-12。イエスはガリラヤの山上で弟子たちに「至福の教え」を与えられる。
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マタイ5:13-16。イエスは弟子たちが「地の塩」であり「世の光」であると宣言される。
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マタイ5:17-48。イエスはモーセの律法を成就するために来たことを宣言し,より高い律法を教えられる。
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そのほかの読書課題:ルカ6:17-36;モーサヤ13:28-35;アルマ34:13-16;3ニーファイ12;エテル12:11;『聖句ガイド』「八福の教え」の項,204;「山上の垂訓」の項,112。
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「導入」の活動を行う場合は,生徒全員に紙と鉛筆を用意する。
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以下の資料を入手できれば,レッスンで使用する。
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「山上の垂訓」(『福音の視覚資料セット』212)
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塩が入った容器とランプ
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教えるための提案:イエス・キリストは最も優れた教師であられる。山上の垂訓を研究していく過程で,主の教え方に注目し,教師としてのイエスに倣う方法を探す(教師としての救い主の模範に従う方法については,『教師,その大いなる召し』単元A「10.イエスが教えられたように教える」15を参照する)。
以下の資料はレッスンの概要を補足するためのものである。この中の幾つかをレッスンに取り入れてもよい。
何人かの生徒に,マタイ5の教えが家庭,学校,または職場で役立った経験を話せるように準備してきてもらう。
マタイ5:31-32について教師または生徒に疑問があれば,第14課の「教えるためのそのほかのアイデア」の5(59ページ)を参照する。
『「新約聖書」ビデオ・プレゼンテーション』(53914 300)の「新約時代の習慣」の第2部では,ガラテヤ3:24-25で使われている「養育掛り」という語がモーセの律法を表していることが説明されている。このビデオを見せるのであれば,モーセの律法はどのように人々をキリストのもとへ連れて来る養育掛りとなったかについて話し合う。