「教義と聖約の歴史的リソース:マーティン・ハリス」『教義と聖約の歴史的リソース』(2025年)
「マーティン・ハリス」『教義と聖約の歴史的リソース』(2025年)
マーティン・ハリス
(1783–1875年)
マーティン・ハリスはニューヨーク州イーストンで生まれました。1808年にルーシー・ハリスと結婚しました。マーティン・ハリスはニューヨーク州パルマイラの裕福な農夫になりました。幾つかのキリスト教の宗派について調べた後,ジョセフ・スミスと知り合い,やがて福音に改宗しました。ハリスは1828年2月に金版の文字を書き写したものを学者のもとへ持って行き,その春にジョセフ・スミスがモルモン書を翻訳する際に筆記者を務めました。マーティン・ハリスは1828年6月にモルモン書の最初の翻訳を紛失した件に関与しました(教義と聖約3章,10章)。翌年,ハリスはモルモン書の三人の証人の一人となりました(教義と聖約5章)。自分の農場の61ヘクタールを売って,モルモン書の初版を出版するための印刷費に充てました(教義と聖約19:26参照)。
ハリスは1830年4月6日に末日聖徒イエス・キリスト教会の設立に立ち会い,その日にバプテスマを受けました。1831年,聖徒たちとともにオハイオ州カートランドに移り,啓示によって召された後(教義と聖約52:24),同年にミズーリで伝道しました。1834年には,ミズーリ州に遠征するイスラエルの陣営に加わりました。最初の妻とは離婚していたため,1836年または1837年にキャロライン・ヤングと結婚しました。ハリスは後に教会を離れましたが,1870年にユタ準州のソルトレーク盆地に移住し,再びバプテスマを受けました。
教義と聖約の中の参照聖句