第13課
リムハイ王の民とアルマの民
目 的
準 備
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モーサヤ21:1-16;22章;23:1-6,29-39;24章を祈りの気持ちで研究し,モーサヤ12:2,4-5を復習する。それからレッスンを検討し,聖文の記事を子供たちにどう教えるか決める(本書「レッスンの準備」ⅵ-ⅶ,「聖文に基づいて教える」ⅶ-ⅷ参照)。
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その他の参照箇所--モーサヤ20-25章(全体の流れをつかむため)
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子供たちを参加させ,レッスンの目的を達成するのに最も役立つ「話し合いのための質問」と「レッスンを豊かにする活動」を選ぶ。
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教材
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『モルモン書』人数分
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視覚資料4-24「レーマン人の監視下に置かれたニーファイ人」,4-25「リムハイの民の脱出」
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レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
導 入
以下の言葉とその定義を黒板か模造紙に書く。これから聖文に関連した重要な言葉について幾つか学ぶことを説明する。(子供たちに,自発的に言葉を言わせその定義を選ばせる。)
苦 難 |
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奴隷の状態 |
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謙 遜 |
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迫 害 |
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信 仰 |
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重 荷 |
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答え--苦難:c;奴隷の状態:d;謙遜:b;迫害:e;信仰:f;重荷:a
聖 文
ニーファイ人に関するアビナダイの預言についてモーサヤ12:2,4-5に基づいて検討する。ニーファイ人は二つのグループに別れたものの,これらの預言は成就した。リムハイ王の民とアルマの民の話をモーサヤ21:1-16;22章;23:1-6,29-39;24章に基づいて教える(聖文中の出来事を教える方法については,「聖文に基づいて教える」ⅶ-ⅷ参照)。
話し合いと応用のための質問
レッスンの準備に当たって,以下の質問と参照聖句を研究する。子供たちが聖文を理解し,生活に応用するうえで最も役立つと思われる質問をする。教室で子供たちと一緒に参照聖句を読むのは,聖文に対する子供たちの洞察力を深めるのに役立つ。
リムハイ王の民
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レーマン人はどのような方法でリムハイの民を迫害しましたか(モーサヤ21:3)。どうしてこのようなことが起きたのでしょう(モーサヤ21:4;12:2,4-5)。
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3度レーマン人との戦いに負けたことは,リムハイ王の民にどんな影響を及ぼしましたか(モーサヤ21:13-14)。へりくだるとはどういう意味ですか。最終的にニーファイ人がへりくだったのはどうしてだと思いますか。
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リムハイ王とその民は聖約,つまり神との約束を交わした後,その聖約を尊んでいることを示すために何をしたいと望みましたか(モーサヤ21:35)。わたしたちがバプテスマの聖約を尊んでいることを天父に示すにはどうすればよいでしょうか。
アルマの民
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アルマの民の忍耐と信仰が試されたのには,どんな理由がありますか(モーサヤ23:21)。わたしたちが忍耐と信仰が試されるときでも主に頼るなら,主はどのような約束をしておられますか(モーサヤ23:22)。これまで,主に頼ることによってどのような祝福を受けましたか。
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どうしてアルマは民に怖がらないように言ったのでしょう(モーサヤ23:27)。民はアルマの勧めを聞いてどうしましたか(モーサヤ23:28)。主は彼らをどのようにお助けになりましたか(モーサヤ23:29)。主は,皆さんが勇気を得られるようにこれまでどのように助けてくださいましたか。
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苦難を通じて強くなるにはどうしたらよいでしょうか。皆さんや家族が苦難の状態にあるとき,天父はどのように祝福してくださいましたか。
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悪い支配者アミュロンから,声を出して祈らないよう命じられたとき,アルマとその民は自分たちの必要としていることを天父にどのように伝えましたか(モーサヤ24:12)。天父は彼らの祈りにどのようにこたえ,彼らとの約束をどうやってお守りになりましたか(モーサヤ24:13-16)。これまで天父は皆さんとの約束をどのように守ってくださいましたか。
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アルマと彼の民は,レーマン人から救い出された後,忘れずに何をしましたか(モーサヤ24:21-22)。苦難のときにも感謝を示すのはどうして大切ですか。祝福に対して天父に感謝を示すにはどうしたらよいですか。
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民は苦難を通して霊的にどのように祝福を受けましたか。
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イエス・キリストに対する信仰と謙遜さを身に付けることは,苦難のときにどのように皆さんを強めてくれますか。
レッスンを豊かにする活動
以下の活動を,レッスンのどの部分でも,また幾つでも,使うことができる。復習やまとめ,チャレンジに利用してもよい。
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リムハイ王とアルマの衣装を着た二人の大人を招く。リムハイ王役の人に,モーサヤ21-22章に基づいて自分の民の話をしてもらう。アルマ役の人にも,モーサヤ23-24章に基づいて自分の民の話をしてもらう。話の中の出来事について子供たちに質問させる。「話し合いと応用のための質問」を話の途中か最後に用いるとよい。
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クラスを子供の人数に応じて2つか4つのチームに分ける。各チームに順番で,話の中で好きな場面をパントマイムで演じさせる。
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子供たちが信仰箇条第4節を覚えられるように助ける。
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「信仰」(『子供の歌集』50)を歌うか歌詞を読む。
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以下の聖句のうち幾つかを子供たちに黙読させ,自分たちにとって重要な意味を持つと思う箇所に印を付けさせる。
まとめ
証
苦難のときに受けた祝福に対する感謝と
読書課題
本課の復習のため,家庭でモーサヤ21:6-16;24:10-15を研究するよう,子供たちに提案する。
一人の子供に閉会の祈りをさせる。