第37課
イエス・キリスト,ニーファイ人に祈るように教えられる
目 的
誘惑に陥らないために祈るように励ます。
準 備
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3ニーファイ18:15-25;19章;20:1を,祈りの気持ちで研究する。それからレッスンを検討し,聖文の記事を子供たちにどう教えるか決める(本書「レッスンの準備」ⅵ-ⅶ,「聖文に基づいて教える」ⅶ-ⅷ参照)。
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その他の参照箇所--アルマ13:28-29;マタイ26:41;教義と聖約31:12;61:39
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子供たちを参加させ,レッスンの目的を達成するのに最も役立つ「話し合いのための質問」と「レッスンを豊かにする活動」を選ぶ。
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教材
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『モルモン書』人数分
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視覚資料4-47「ニーファイ人とともに祈られるイエス」,4-50「家族の祈り」
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レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
レッスンを豊かにする活動
以下の活動を,レッスンのどの部分でも,また幾つでも,使うことができる。復習やまとめ,チャレンジに利用してもよい。
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以下の聖句の箇所を紙に書き,一人一人の子供に(小グループに分けた場合は,各グループに)渡す。イエス・キリストが祈りを通してもたらされる祝福について教えられた事柄に注意しながら,それらの聖句を読ませる。次に,それぞれの聖句から学んだ事柄を発表させる。
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3ニーファイ18:15,18(誘惑は避けることができる)
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3ニーファイ18:20(義にかなう望みはかなえられる)
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3ニーファイ18:24(わたしたちはほかの人々の模範になる)
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3ニーファイ19:30;3ニーファイ27:30(天父とイエス・キリストはわたしたちのことを喜んでくださる)
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『聖徒の道』から祈りについての話を探し,子供たちに読んで聞かせる。
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第13代大管長エズラ・タフト・ベンソンの次の言葉を読み,その内容について話し合う。
「主へのわたしたちの祈りと願いには,いっそうの祝福を求めるという一つの大きな傾向がある。しかしわたしは時々,祈りの中で,これまでに受けた祝福にもっと感謝の思いを述べなければならないと感じることがある。」(God, Family, Country,『神,家族,国家』199)
自分たちが感謝していることを1分以内にできるだけ数多く挙げさせる。子供たちの答えを要約して黒板に書く。
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アルマ13:28の以下の部分について話し合い,覚えさせる。「あなたがたは主の御前にへりくだり,主の聖なる御名を呼び,自分が耐えられないような誘惑を受けないように,目を覚ましていて絶えず祈りなさい。そのようにして,聖なる御霊の導きを得て」
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祈りの基本的な要素について話し合う。
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天父に呼びかける。
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天父に感謝する。
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天父にお願いする。
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イエス・キリストの名によって終え,アーメンと唱える。
黒板に「……を感謝します」と書く。子供たちに,天父に感謝していることを挙げさせ,その要約を書く。黒板に「……してください」と書き,天父にお願いしたいことを挙げさせ,それを要約して書く。
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「子供の祈り」(『子供の歌集』6),「世界中の子供たち」(『子供の歌集』4),「家族のいのり」(『子供の歌集』101),あるいは「愛の言葉」(『子供の歌集』102)を歌うか歌詞を読む。