第46課
『モルモン書』--イエス・キリストについてのもう一つの証(クリスマス)
目 的
『モルモン書』がイエス・キリストについての第2の証であることを教える。
準 備
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祈りの気持ちで以下の聖句を研究する。1ニーファイ10:4;11:13,15,18;2ニーファイ25:19;29:8;モーサヤ3:5;アルマ7:10;ヒラマン14:2-5;イザヤ7:14;マタイ1:21;2:1-2,9-10;20:19;ルカ1:35;2:8,10-12;ヨハネ3:16。それからレッスンを検討し,聖文の記事を子供たちにどう教えるか決める(本書「レッスンの準備」ⅵ-ⅶ,「聖文に基づいて教える」ⅶ-ⅷ参照)。
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子供たちを参加させ,レッスンの目的を達成するのに最も役立つ「話し合いのための質問」と「レッスンを豊かにする活動」を選ぶ。
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教材
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『モルモン書』人数分
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『聖書』
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「導入」の活動で使う名札,スカーフ,ショール
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視覚資料4-9「イエス・キリスト」(『福音の視覚資料セット』240),4-10「イエスの生誕」(『福音の視覚資料セット』200),4-21「民に教えを説くベニヤミン王」(『福音の視覚資料セット』307),4-42「城壁に立つレーマン人サムエル」(『福音の視覚資料セット』314),4-44「世界地図」,4-45「西半球で福音を教えられるイエス」(『福音の視覚資料セット』316)
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レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
導 入
視覚資料「イエスの生誕」を見せる。以下のことを説明する。『新約聖書』はエルサレムにおけるイエスの生誕を記録している。『モルモン書』はイエス・キリストについての第2の記録された証であり,その誕生のときにアメリカ大陸で起きた出来事を伝えている。
4人の子供たちにリーハイ(紀元前600年),ベニヤミン王(紀元前124年),アルマ(紀元前83年),レーマン人サムエル(紀元前6年)の役を与え,以下の聖句を基に,イエス・キリストの生誕に関する各預言者の預言を読ませる。リーハイ--1ニーファイ10:4,ベニヤミン王--モーサヤ3:5,アルマ--アルマ7:10,レーマン人サムエル--ヒラマン14:2。
それぞれの子供が各預言者の預言を読み始めるときに,一人の子供に,その預言者の絵をほかの子供たちに見えるように持たせる。
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ベツレヘムではイエス・キリスト生誕のしるしとして何が与えられましたか(ルカ2:6-14;マタイ2:1-2)。ベツレヘムとアメリカ大陸の両方で見られたしるしは何ですか(3ニーファイ1:21)。アメリカ大陸では,ほかにどのようなしるしが与えられましたか(3ニーファイ1:15,19)。
聖 文
適切な箇所で視覚資料を用いながら,『聖書』と『モルモン書』に書かれているイエス・キリストの生誕とその使命について教える(聖文中の出来事を教える方法については,「聖文に基づいて教える」ⅶ-ⅷ参照)。『聖書』はエルサレムとその周辺で書かれ,『モルモン書』はエルサレムからはるか遠く離れたアメリカ大陸で書かれたことを強調する。
『聖書』も『モルモン書』も複数の預言者によって書かれたことを説明する。聖句を基にイエス・キリストの生誕と使命について教えるときに,それが東半球の『聖書』の預言者によって記録されたものか,それとも『モルモン書』に登場するアメリカ大陸の預言者によって記録されたものかを子供たちに告げる。
話し合いと応用のための質問
レッスンの準備に当たって,以下の質問と参照聖句を研究する。子供たちが聖文を理解し,生活に応用するうえで最も役立つと思われる質問をする。教室で子供たちと一緒に参照聖句を読むのは,聖文に対する子供たちの洞察力を深めるのに役立つ。
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救い主生誕の600年前に,ニーファイは神の御子は何という名で呼ばれると預言しましたか(2ニーファイ25:19)。ニーファイとイザヤは救い主の母親についてどのような預言をしましたか(1ニーファイ11:13,18;イザヤ7:14)。アルマは神の御子の母親は何という名前であると預言しましたか(アルマ7:10)。
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イエスの父はどなたでしたか。(ルカ1:35。天父。)ヨセフはどのような人ですか。(ヨセフは,マリヤの夫。天父は肉体と霊の両面においてイエス・キリストの御父であられたが,ヨセフはイエスの世話をし,実の父親がするようにイエスを養い育てたことを説明する。)イエスの生誕の直前にヨセフに現れた天使は,幼子に何と名付けるように言いましたか(マタイ1:21)。
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レーマン人サムエルはイエスの生誕について,どのようなしるしが与えられると預言しましたか(ヒラマン14:2-5)。エルサレムではどのようなしるしが与えられましたか(ルカ2:8,10-12;マタイ2:1-2,9-10)。
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イエス・キリストの生誕と使命について,わたしたちが『聖書』と『モルモン書』という二つの
証 を持っていることはなぜ大切なのでしょうか(2ニーファイ29:8)。 -
天父は御子イエス・キリストをなぜ地上に遣わされたのですか(2ニーファイ9:21-22;3ニーファイ27:13-14;ヨハネ3:16)。
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天父はわたしたちに,イエス・キリストヘの感謝の気持ちをどのように表してほしいと望んでいらっしゃいますか(アルマ7:23-24)。
レッスンを豊かにする活動
以下の活動を,レッスンのどの部分でも,また幾つでも,使うことができる。復習やまとめ,チャレンジに利用してもよい。
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イエス・キリストの模範に倣わせる意味で,子供たちに,クリスマスにだれかのために,贈り物として何か個人的な奉仕をする計画を立てさせる。子供たちに紙と鉛筆を渡して,その贈り物について,またどのようにその奉仕の計画を立てるかを書かせる。
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イエス・キリストの生誕と生涯を思い起こさせる行事として家族でどのようなことをしているか質問する。年少の子供はその様子を喜んで絵に描くかもしれない。
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視覚資料4-9「イエス・キリスト」(『福音の視覚資料セット』240)を見せる。子供たちに,1年を通してイエス・キリストを思い起こさせてくれるクリスマスの体験を何か話してもらう。
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救い主の教えの幾つかについて,『聖書』に書かれているものと『モルモン書』に書かれているものを比較する。例--マタイ5:16と3ニーファイ12:16;マタイ7:12と3ニーファイ14:12;マタイ5:44と3ニーファイ12:44。
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本課の最後に掲載してあるカレンダーは次のような方法で活用するとよい。
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子供たちにこのカレンダーのコピーを渡し,色を塗らせて,家族への贈り物として持ち返らせる。このカレンダーは翌年,年間を通してイエス・キリストに従うべきことを思い起こさせるものとして用いることもできる。
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各コマに書かれている事柄を読み,子供たちに自分がしたいと思うものを選ばせる。
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このカレンダーのコピーを1枚用意し,それぞれのコマを切り離す。子供たちに自分がしたいと思うことが書いてあるコマを選ばせ,家に持ち帰り,それを見て,人々に奉仕すべきことを思い起こすようにさせる。
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このカレンダーを見本にして,子供たちに独自のカレンダーを作らせる。
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このカレンダーを大きな紙に写し,教室にはっておく。
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「ねどこもなくて」(『子供の歌集』26),あるいは「主はみ子をつかわし」(『子供の歌集』20)を歌うか歌詞を読む。
まとめ
証
イエス・キリストが神の御子であることを証する。イエス・キリストの生涯と使命についての証として,『聖書』と『モルモン書』が与えられていることに対する感謝を述べる。
子供たちに,救い主への自分の気持ちについて,また救い主が自分にとってどのような意味を持つ御方かについて話す時間を与える。クリスマスの時期に,イエス・キリストとイエス・キリストがわたしたちのためにしてくださったすべてのことについて考える時間を取るようにチャレンジする。
読書課題
本課の復習のため,家庭で1ニーファイ11:12-24と2ニーファイ29:8を研究するよう,子供たちに提案する。
一人の子供に閉会の祈りをさせる。

日曜日 |
月曜日 |
火曜日 |
水曜日 |
木曜日 |
金曜日 |
土曜日 |
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友達を家庭の夕べに招待する |
病気の人をおみまいする |
人の話をちゃんと聞く |
ほかの人をゆるす |
心のこもった言葉をかける |
だれかに電話をかけて元気づける |
宣教師に手紙を書く |
進んでお皿を洗う |
監督会のために食べ物を作る |
えがおで人に接する |
だれかに手紙を書く |
だれかの良いところについて考える |
病気の人に食事を届ける |
だれかを車に乗せて教会へ行く |
才能を分かち合う |
ケーキを二つ焼いて,一つをあげる |
だれかに愛を示す |
小さい子に本を読んであげる |
人の気持ちを理解するように努力する |
新しい友達を作る |
教会でだれかに笑顔であいさつする |
家庭の夕べの食べ物を自分で作る |
友達に,その人の好きなところを言う |
人に喜ばれることをする |
だれかのよいところを心からほめる |
ふきげんそうな人にほほえみかける |
お年寄りを訪ねる |
小さな子供がいていそがしい人を教会で助ける |
誰かに優しい言葉をかける |
言われなくても部屋をきれいにする |