第35課
イエス・キリスト,病人を癒し,子供たちを祝福される
目 的
イエス・キリストがわたしたち一人一人を愛していらっしゃることを教え,キリストを信じることによって喜びを味わうよう励ます。
準 備
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3ニーファイ17章を,祈りの気持ちで研究する。それからレッスンを検討し,聖文の記事を子供たちにどう教えるか決める(本書「レッスンの準備」ⅵ-ⅶ,「聖文に基づいて教える」ⅶ-ⅷ参照)。
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子供たちを参加させ,レッスンの目的を達成するうえで最も役立つ「話し合いのための質問」と「レッスンを豊かにする活動」を選ぶ。
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教材
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『モルモン書』人数分
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塩
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視覚資料4-46「ニーファイ人を
癒 されるイエス」(『福音の視覚資料セット』317),4-47「ニーファイ人とともに祈るイエス」,4-48「ニーファイ人の子供たちを祝福されるイエス」
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レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
レッスンを豊かにする活動
以下の活動を,レッスンのどの部分でも,また幾つでも,使うことができる。復習やまとめ,チャレンジに利用してもよい。
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第13代大管長エズラ・タフト・ベンソンの次の言葉を読み,その内容について話し合う。
「わたしは子どもたちに約そくします。みなさんもこの天使のみちびきを受けることができるのです。天使を実さいに目で見ることはないかもしれません。しかし,天使は助けをあたえるために,みなさんのそばにいます。そしてみなさんはそれを感じることができるでしよう。……
天のお父様がみなさんをこの時代に地上につかわされたのは,みなさんがとても勇気のある子どもだからです。天のお父さまは,この時代の世の中には悪がみちあふれることをよく知っておられました。そして,みなさんがそのような悪に負けず,信仰をたもち,じゅう順に生きることもよくごぞんじでした。」(『聖徒の道』1989年7月号,88)。
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全員で3ニーファイ17:20-21を朗読する。子供たちに,自分が大切だと思う言葉を選ばせ,その言葉について感じたことを話させる。
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子供たちに,今までにいちばん幸せだったときについて考えさせ,次に,そのときのことについて以下の質問をする。
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そのとき,何をしていましたか。
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そのとき幸せだったのは何が原因でしたか。
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イエスの教えに従って生活するとき,いちばん幸せになれるのはどうしてですか。
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親しい友達や家族と一緒にいると幸せに思うのはなぜですか。
自分が愛している人,また自分を愛してくれる人と一緒にいたいと思うのは自然な感情であることを説明する。愛する人と一緒にいるときに,わたしたちは最高の喜びを感じることができる。
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バウンティフルに集まった人々に十分な備えがなかったために,救い主は天父が彼らに知らせたいと望んでおられたことの一部しか伝えられなかった。イエスは人々に何をするように命じられましたか。(3ニーファイ17:3の一部を抜き書きした次の下線の部分を空欄にして,適切な言葉を入れさせる。)
「だから,自分の 家に 帰り, わたしが 述べたことを 深く 考えなさい。そして,理解できるように,また明日のために心が備えられるように,わたしの 名によって 父に 願いなさい。」(3ニーファイ17:3)
大会,
聖 餐 会,初等協会などの後で,そこで聞いたことを理解するために何をする必要があるでしょうか。 -
「主の来られる時」(『子供の歌集』46)を歌うか歌詞を読む。