預言者に聞き従うことにより,日々の生活の中で悪に打ち勝ちたいという望みを起こさせる。
一人の子供に開会の祈りをさせる。
以下の活動を,レッスンのどの部分でも,また幾つでも,使うことができる。復習やまとめ,チャレンジに利用してもよい。
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最近の総大会における大管長と十二使徒定員会のメッセージで,子供たちの実情に合うものを選び,読んで聞かせる。子供たちに,どのように生ける預言者に従うことができるかを質問し,答えを黒板に列挙する。これからの1週間,預言者に従えると思う事柄を一つ選択させる。
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クラスが始まる前に,「じゅうじゅん」の各文字をそれぞれ別の小さな紙に書き,クラスのあちこちに隠しておく。幾つかの文字を書いた紙を隠したことを子供たちに伝える。それを探し出すことについて,具体的な指示を与える。全部の紙が見つかったら,床の上か黒板に並べて「じゅうじゅん」という言葉にする。どうしてすべての文字を見つけられたか質問する。天父がわたしたちに従う道を選ぶように望んでいらっしゃることを教える。従順になることは,わたしたちが地上にいる大切な理由の一つである。天父はわたしたちに選択の自由を生かして,教会の指導者の勧告に従う道を選ぶように望んでいらっしゃる。幸福になるためにできる最も大切なことは何か質問する。「じゅうじゅん」という言葉に並べた文字に,もう一度子供たちの注意を引く。天父が聖文また教会の指導者を通して,わたしたちに望んでいることを告げていらっしゃる点を指摘する。わたしたちが選択の自由を行使して,従順になり,御言葉を行うなら,天父はわたしたちが幸福を見いだせるように助けてくださる。
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以下の言葉を,それぞれ別の紙に書く。
これまでの歴史の中で,人々が義にかなう生活をしているときには,天父が繁栄という祝福を授けてこられたことを説明する。しかし不幸なことに,この繁栄は高慢や罪悪,時には完全な滅亡への道をたどることがある。
ヤレド人がまさしくこの道をたどったことを説明する。初め,彼らは義にかなう民で,祝福を受け,繁栄した。(黒板に大きな円を措く。次に子供たちにその円の適当な場所に,「義にかなう生活」「祝福」「繁栄」と書いた紙をはらせる〔下記の図を参照〕。)しかし後にヤレド人は高慢になり,預言者を拒むようになった。民は非常に邪悪になり,完全に滅ぼされた。(子供たちに円の適当な場所に「高慢」「罪悪」「苦しみや悲しみ」と書いた紙をはらせる。)ヤレド人が滅ぼされないうちに,謙遜になって悔い改めていれば,義にかなう生活がもたらす祝福を再び味わえるようになっていたことを説明する。(子供たちに円の適当な場所に「謙遜」「従順」と書いた紙をはらせる。)これが国の歴史だけでなく,個人の生活の中でもよく繰り返されることを理解させる。
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子供たちに歴史のサイクルを紙に書かせ,家に持ち帰り,家族に見せるように言う。子供たちの状況に合わせて,「預言者の声に耳を傾ける」「親に従う」「毎日祈る」「感謝を示す」「奉任する」などの言葉を入れるようにさせてもよい。
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「預言者にしたがおう」(『子供の歌集』58),「いましめを守る人を」(『子供の歌集』68),あるいは「ニーファイのように」(『子供の歌集』92)を歌うか歌詞を読む。