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マタイ22:15-22;信仰箇条1:12を祈りをもって研究する。
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人数分の小麦粘土を用意する。小麦粘土の作り方は36ページにある。(小麦粘土が手に入らなければ,クレヨンと紙を人数分用意する。)
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紙に子供たちがよく知っている法律や規則についての事例を書き出す。事例は一人に少なくとも一つは当たる数だけ用意し,番号を付ける。以下の事例を用いてもよいし,教師自身がクラスの子供たちに合った事例を考えてもよい。
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あなたは学校に遅刻しそうです。わざわざ横断歩道まで行かないで,途中で斜めに横切ったらもっと近道です。交通規則ではどうするのが正しいでしょう。
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お父さんとスーパーマーケットに買い物に行ったときチョコレートが欲しくなりました。お父さんはいけないと言いましたが,お父さんがお金を払っている間に,だれも見ている人がいないので,チョコレートをポケットに入れても大丈夫だと思いました。法律に従うためにはどうしたらよいでしょうか。
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あなたは犬に鎖をつけて散歩に出かけました。公園で少し遊んで行きたいのですが,「犬お断り」という立て札が立っています。でも周りに大人はだれもいないし,犬をつないでおくのにちょうどいい木があります。さあどうしますか。
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あなたは今,信号機のある所で道を横切ろうとしています。車も来ないし,周りには人影もありません。でも,信号は赤です。法律に従うにはどうしたらよいでしょうか。
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図書館で借りたい本を見つけたのですが,貸し出しカードを家に忘れて来てしまいました。係の人が席を外しているので,本を持ってそっと出て行っても分からないでしょう。どうしますか。
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例と同じ数の紙片を用意して,それに番号を付けボールまたは紙袋に入れておく。
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次の言葉を書いた紙のバッジ(人数分)
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次の言葉を書いたワードストリップを用意する。
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教材
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聖書
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硬貨
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バッジを付けるピンかテープまたは毛糸
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絵2-53「カイザルに返しなさい」
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レッスンで用いる「楽しい活動」の準備をする。
子供に開会の祈りをさせる。
宿題を出していれば,その確認をする。
子供に閉会の祈りをさせる。律法や法律に従えるよう天父に助けを求めさせる。
次の活動の中から自分のクラスに最も合うものを選ぶ。レッスンの一部として用いてもよいし,復習やまとめとして用いてもよい。詳しくは「教師へ」の『クラスの時間』の項を参照する。
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信仰箇条第12節を覚えさせる。「わたしたちは,王,大統領,統治者,長官に従うべきこと,法律を守り,尊び,支えるべきことを信じる。」分からない言葉があれば説明する。
小さな子供たちは,バッジに書いた部分を覚えることができる。「わたしたちは法律を守るべきことを信じる。」
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家族が安全で幸福な生活ができるようにするための規則を5つ考えさせる。5つ全部できたら,黒板に子供たち一人一人の手を当てさせ,形をなぞる。そして,できたてのひらに名前を入れる。そして,一人一人が立派な助け手であることを感謝し,いつも家族の規則を思い出して守るように励ます。
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子供たちとともに次のような手まね遊びをする。
止まれ(手のひらを前に向けて,何かを制止するように両手を前に出す)
見よ(日差しを避けるように,手を目の上にかざす)
聞け(手をおわんの形にして耳の後ろにつける)
これで分かる(指差す形をし,手を上下に動かす)
どこへ行っても(空間を示すように両手を広げる)
わたしは(自分を指す)安全
道を横切る時には横断歩道(両腕を組む)
途中で飛び出してはだめ(頭を横にふる)
右を見て(手をかざして右を見る)
左を見て(手をかざして左を見る)
それから歩き出す(両手のてのひらを下にして前に出し,歩く動作を示して上下に動かす)
子供たちに交通法規を守ることの大切さを思い起こさせる。