わたしたち一人一人が天父から才能を授けられていることを理解させる。
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マタイ25:14-29を祈りをもって研究する。『福音の原則』第34章も参照する。
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本課を教える前の週に,子供たちの親と連絡を取り,それぞれの子供がどんな才能を持っているか聞き出す。必要ならば,見落としがちな才能,例えば,親切,快活,従順,よく家のお手伝いをする,寛大,人懐っこい,よく祈るなどの特質を挙げる。子供一人一人の才能リストを作る。またそれぞれの子供について教師が観察した才能のリストを作る。
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作ったリストを使い,下図のような紙を人数分用意する。子供の名前を書く。紙を半分に折り,左半分にはレッスンの中で話し合う各子供の才能を挙げる。右半分は空欄にしておく。
それぞれの子供について,同じ数の才能を書き込むように注意する。リストに挙げた才能の中には,歌う,スキップする,本を読むなど,実際に見せられるものを少なくとも一つ含めておく。
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自分の才能を実演する準備をする。あるいは,自分の才能を象徴するものを何か持参する。
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教材
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聖書
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クレヨンまたは鉛筆
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絵2-57「ヒーバー・J・グラント」
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レッスンで用いる「楽しい活動」の準備をする。
子供に開会の祈りをさせる。
宿題を出していれば,その確認をする。
イエス・キリストはわたしたちが才能を使うように望んでおられる
子供に閉会の祈りをさせる。クラスの子供たち全員に下さった才能について天父に感謝し,それらの才能をよく使うことができるよう導きを願わせる。
次の活動の中から自分のクラスに最も合うものを選ぶ。レッスンの一部として用いてもよいし,復習やまとめとして用いてもよい。詳しくは「教師へ」の『クラスの時間』の項を参照する。
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いすを丸く並べて,子供を座らせる。ハミングをするか,あるいは歌を歌うか,テープで音楽を流すかしながら,子供たちにはお手玉か何か柔らかいものを順に回させる。音楽を止めたときに,それを持っていた生徒は輪の中に立って,自分の才能を実演する。その中には,詩の朗読,歌,聖文の朗読,ジャンプすること,黒板に簡単な絵を描かせることなどを含めることもできる。人に親切にする,ボールをけるなど,クラスでは実際にできない才能をパントマイムで表現させるのもよい。子供が演じたら,あまり大きな音は出さないようにして拍手をさせる。全員が少なくとも1度は演じるまで続ける。
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子供たちにクレヨンと星を描いた紙(本課末に掲載)を渡す。普通と変わった色で星を塗らせる。全員が塗り終えたら,それをほかの生徒たちにも見えるようにさせる。
生徒たちが色を塗った星がすべて異なるように,人はそれぞれに異なる才能,能力を持っており,同じ人は一人もいないことを理解させる。才能は天父から与えられたものであることを強調する。
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音楽の指揮や手先で何かを作る仕事など,各自の才能になり得る簡単な技術を何か教える。