イエス・キリストがされたように,人を赦すことによって幸せになれることを理解させる。
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ルカ23:13-34;ヨハネ18:12-14,19-24;19:1-5を祈りをもって研究する。
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「人をゆるせるように(くいあらため)」(『子供の歌集』52ページ)の1節を歌うか,歌詞を朗読できるように準備する。
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次の言葉を書いたワードストリップを用意する。
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人を赦したときに,どのように感じたかを自分の経験から話す準備をする。
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教材
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聖書
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CTRチャート(第1課参照)
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チョーク,黒板,黒板ふき
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絵2-56「イエスの裁判」,2-61「十字架の刑」(『福音の視覚資料セット』230)
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レッスンで用いる「楽しい活動」の準備をする。
子供に開会の祈りをさせる。
宿題を出していれば,その確認する。
子供に閉会の祈りをさせる。クラスの子供たちが人を赦せるように,天父に助けを祈り求めるようにさせる。
次の活動の中から自分のクラスに最も合うものを選ぶ。レッスンの一部として用いてもよいし,復習やまとめとして用いてもよい。詳しくは「教師へ」の『クラスの時間』の項を参照する。
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大きな袋と石を幾つか用意する。わたしたちはほかの人から嫌なことをされると怒ったり,仕返しをしようとすることがよくあることについて話し合う。この話し合いを進める間に,袋の中に石を一つずつ入れていく。
袋が石でいっぱいになったところで,子供たちに順番にそれを持って歩かせる。
袋を持ったままの状態で,拍手をしてみるように言う。自分に嫌なことをした人を怒っているのは,石を詰めた袋を持ち運んでいるようなものであることを説明する。それはわたしたちの重荷となる。
袋から石を取り出しながら,「わたしは赦します」と何度か言わせる。それからもう一度子供たちに袋を持たせる。人を赦すなら,それ以上重荷を持ち運ぶ必要がなくなることを説明する。人を赦すことによって,ずっと幸福な気持ちになれるのである。
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「わたしのするとおり」(『子供の歌集』146ページ)を歌うか歌詞を朗読する。この歌の歌詞は巻末に掲載されている。
子供たちに順番に身振りをさせながら,数回この歌を繰り返させる。
だれかの弟子になるということは,その人と同じ行いをするという意味であることを思い起こさせる。イエス・キリストの弟子になりたいと望むならば,自分に嫌なことをする人を赦すことも含めて,キリストの模範に従わなければならない。
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創世37;41-45章を基に,ヨセフとその兄弟たちの話をする。
子供たちにこの物語を演じさせてもよい。ヨセフが兄弟たちをどのように赦したかについて話し合う(創世45:1-15参照)。
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本課末の絵を子供の人数分用意する。生徒たちにクレヨン(鉛筆)を渡し,絵の子供の顔を,幸せそうな顔に描かせる。次にその絵に色を塗らせる。その絵を家に持ち帰り,人を赦すことを思い起こさせるように,目につく所に置いておくように言う。
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本課182-183ページの次郎の話と,3つの事例研究の話をロールプレイングさせる。(事例1の場合,博が弟を赦していることをどのような形で示せるかを演じさせる。)あるいはクラスの生徒の実情にもっと適した事例を幾つか考え,それをロールプレイングさせる。